2005/10/22

10・19抗議申し入れ行動報告

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10月19日に、大阪南港のWTCビル内にある「大阪市ゆとりとみどり振興局」への抗議申し入れを行いましたので報告します。
この行動は、西成公園・大阪城公園・うつぼ公園で暮らす野宿の仲間に対して、一斉に工事を名目にした追い出しがかけられたことについて、抗議するとともに(個別ではなく)団体での話し合いに応じることを求めて「失業と野宿を考える実行委員会」として行いました。大型バスで各公園をまわり、うつぼから12名の参加があったのを始め43名の仲間で取り組みました。

・・・・・

WTCの玄関口では、バスが到着するとすでに振興局職員が30名ほどで玄関口を封鎖していました。すったもんだの末封鎖を突破し、三々五々、28階のフロアにある振興局総務部管理課を目指しました。が、やはりここでも封鎖。事務所の玄関口でやり取りをしました。

応対したのは千坂(ちさか)施設管理担当課長と角谷(すみや)管理課長。やり取り(あれがやり取りと呼べるならばですが)は予定をオーバーして4時間に及びました。以下のような内容のことを、参加した仲間がそれぞれ思い思いの言葉で伝えました。
・全体工事ではなく部分工事を行い、公園居住者の生活への影響を最小限にとどめろ。
・戸別訪問ではなく団体での話し合いを行え。個別での話し合い(という名の脅迫)は拒否する。
・強制排除はするな。
・すでにある施策は「支援策」としてはまったく不十分であり、追い出しのための施策だ。そんな説明はいらん。野宿しながら生活の安定のため活用できるものも含めて、新たな施策を用意しろ。
「工事と支援策とどっちが先なんや」「世界バラ会議とおれらの命とどっちが大事なんや」「あんたらも組合に守られてるやろ。おれらも個別で来られたらこわいんや」「阪南造園としか話せんのか(つい先日、振興局係長が汚職でパクられた)」

千坂課長はこちらのどのような問いに対しても「粘り強く個別説得を続けます」
という答えをオウム返しするだけでした。角谷課長もこんな調子でだんまりを決め込むばかり。
うつぼの仲間「個別訪問でどんなことを説明してくれるつもりなんですか。」
角谷「支援策について説明させていただく。生活保護とか、自立支援センターとか。」
仲間「ぼくは若いし体も丈夫で生活保護は受けられない。自立支援センターは100%安心なんですか。」
角谷「退所者の就職率は50%ほどと報告を受けている。」
別の仲間「それはでたらめだ。うそだ。ケタオチの職場も含まれており、就職継続率ははるかに低い。そんなことはみんな知っている。個別訪問ではウソやデタラメを説明するのか。」
角谷「・・・」
仲間「三ヶ月経って就職できなかったらどうなるんですか。」
角谷「・・・」
仲間「ほかに何もないんですか。」
角谷「・・・野宿しながらでも仕事を探してくれたらいい。」
仲間「(公園からの退去期限の)11月30日がきてもテントに残ってたらどうなるんですか。」
角谷「・・・」

説明もできずにウソやデタラメを繰り返すだけの個別訪問の不当さは、どこから見ても明らかです。
また、彼ら自身も施策の不十分さを実感しているようにも思えました。

やり取りの最中に角谷課長からこんな暴言が飛び出しました。
角谷「仕事を探すようにがんばってないんだから、センターに入所してがんばっていただきたい。」
ぼくも一瞬絶句してしまいましたが、猛抗議。野宿というハンデを背負いながらの仕事探しの困難さ、困難であってもハローワークに通い続けている仲間の思い、日ごろの仲間のアルミ缶拾いの仕事などでのがんばり・・・。それらを施策の責任者がまったく理解していないのです。とてもとても許せません。

引き上げ際に、抗議文を読み上げました。が、ここでも、振興局は抗議文を受け取ることを拒否しました。他のさまざまな市民運動グループからの文書は受け取っているはずです。野宿者からの文書は受け取れないのでしょうか。不当な、差別対応です。結局文書は二人の課長のポッケにねじこみ、写しを玄関口から差し入れました。

・・・・・

振興局の対応は、こちらの申し入れに対する回答としてはゼロでした。ですが、仲間にとっては大きな成果があったと思います。各公園の仲間が、それぞれの言葉で自分の思いを直接当局に伝えたこと。振興局課長は、われわれの問いに何も答えず、個別訪問は不当だということがはっきりとわかったこと。各公園の仲間が共通の課題をいっしょにたたかおう、たたかえる、と確認できたこと。

西成公園の退去期限が10月31日に迫っています。大阪市がほんとに強制排除・行政代執行に踏み切るかどうかはわかりませんが、なにしろ予断は許しません。

10月20日には西成公園で労働者集会が開かれ、排除には団結して抵抗する決議文が確認されました。長居公園でも来月に予定している臨時ミーティングで、各地の仲間と共同してたたかう方針を話し合います。
引き続き、仲間への団結の呼びかけと抗議の集中をお願いします。
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2005/10/20

対ゆとりとみどり振興局抗議・要求書(2005/10/19)

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大阪市長
大阪市ゆとりとみどり振興局長

抗議ならびに要求書

 大阪市長・關淳一は、「市政改革を実行に移す節目で、自らの責任を明らかにし、改めて民意を問いたい」として、辞職して出直し市長選に出馬する意向を表明し、18日、「退職届」を提出した。第三セクターなど赤字のツケを福祉サービスの切捨てなど下層市民に押しつける一方で、相次ぐ職員厚遇問題に加え、業者や市職労とのいびつな癒着構造はすでに白日の下に曝された。助役時代の關自身の責任問題に及ぶや否やこれを放り出し、ぬけぬけと「出直し」とは厚かましい限りだ。「市長辞職」に行き着いた大阪市政は、5代にわたる市職のトップ(助役)が市長を独占する中で、もはや自浄能力を失っている。

 そのことは、つい先日、街路樹整備事業の入札妨害の疑いで「阪南造園」役員とともに大阪市ゆとりとみどり振興局調達係長・向井優(51)が逮捕されたことをみても、まったく明らかである。これが氷山の一角であることは言うまでもない。また、西区では靱公園周辺の一部地域住民の「意向」のみをタテに、2006年に開催される世界バラ会議大阪大会にあわせた「公園緑化運動」と称して、工事区画内にある野宿者のテントを移動させ木を切り倒し乾いた土の上に年中植え替えなければならないような植栽をせっせと業者を使ってやらせている。また、反対の陳情が多数であるにも関わらず、東園の土でできたテニスコートを破壊して、いまなお砂遊びに興じている。大阪城公園では、大型バス駐車場建設の為と称して、南側のテント群を次々に説得(という名の脅迫)して排除した。わずかに残った2つのテントに対してシェルター政策の破綻を覆い隠すように周辺をフェンスで取り囲み、そこで生活する人びとの切実な声を無視し、テント周囲の土壌を取り崩すなど執拗な嫌がらせを続け日々の生活を圧迫している。中ノ島公園でも、2008年「大阪サミット」開催地を想定してか同様の追い出し攻撃を激化させ仲間の生命と人権を脅かしている。西成公園では、再三にわたって「まともな対策」を要求してきたにも関わらず、工事を先行させることだけしか頭にない諸君らは生存権である「水問題」の解決案すら何も示せなかった。

 そして、この4つの公園をあたかもひとくくりにして、突如、10月、11月の末日までに公園から退去しろと一方的に迫ってきた。そこには人間が生き、生活を営み、働いている。それを平然と奪うと諸君らは宣告した。関西財界や癒着業者など一部受益者のみに依拠し、一貫して血の通わぬ市政を行ってきた諸君らを我々は決して許しはしない。路上へ追われた仲間の無念を決して忘れはしない。諸君らが現在各公園ですすめている説得という名の脅迫に我々は断じて屈しない。以下、我々もまた、諸君ら大阪市政に通告する。


1.諸君ら市政は工事が工事がという。が、これらが憲法で保障された生存権を否定してでも進めなければならないような工事ではないことは明白である。ただちに白紙撤回せよ。

2.人間の営みを踏みにじり、排除しなければならない工事などは人間不在であり、市政に不要である。市政が率先して人間の尊厳を第一に掲げた工事哲学を事実行為で示せ。

3.各公園では、西成公園を先行事例とし、大阪国体(1997年)期での対公園当局交渉以来、お互いの意見をきちんと聞き、妥協点を紡ぎ出す知恵をお互いが持っていた。知恵を取り戻し、話し合いのテーブルにつけ。

以上。

2005年10月19日
失業と野宿を考える実行委員会
連絡先:大阪市西成区太子2−1−2 
釜ヶ崎医療連絡会議気付
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2005/10/18

靭公園行動報告

10月11〜12日の靭公園での行動の報告です。

11日の寄り合い・押しかけ団交には、稲垣さんの裁判傍聴を終えた人たちも合流、またキリスト者の炊き出しに来ていた仲間も参加するなどして、50名近くが集まりました。

正午からの寄り合いで要求書を確認、アルファ米のご飯で腹ごしらえの後、西部方面公園事務所へ。

要求書では、まず「11月30日までの立ち退き、及び公園事務所による戸別訪問を受け入れることはできない」とした上で、
・全体工事によらず部分工事を行い、公園居住者の生活への影響を、最小限にとどめること。
・強制排除は、国際人権規約に違反する。決して排除を行わないこと。
・大阪市の自立支援策は、野宿脱却のための有効策とはなっていない。新たな支援策を、野宿しながら生活の安定のため活用できるものを含めて、用意すること。
・事態の解決のため、公園居住者の組織である自治会と話し合うこと。
の4項目を要求。

公園事務所側は、山中副所長はじめ職員数名が対応。
自治会との話し合いを抜きにしたことの問題を追求すると、「従来の自治会との話では、我々の真意が伝わらないので、今回の全面工事にあたり方針を変えた」と言い、まず具体的な工事の図面を見せろと言えば、「図面はあり、それは戸別訪問の時には見せるが、公園居住者以外に公表するつもりはない」、戸別訪問をせず今ここで話し合いに応じろと言えば、「この場に来ていない公園居住者には、自立支援センター入所希望者等もいるかも知れない」、などと言う始末。
これまで自治会がスジを通してきたものを、一方的に覆し、戸別訪問という形で仲間の分断を図ろうという、極めて卑劣な態度である。
「現に戸別訪問を拒否するという人がおり、工事計画も曖昧な中で、11月30日までに立ち退かなければ、強制排除するのか」という問いに対しては、質問をすり替え逃げ続ける。
そして、「明日から戸別訪問をする」の一点張り。
小雨の降る中、3時間にも及ぶやりとりをしましたが堂々巡りのため、事務所側が頑として受け取らなかった要求書を、ドアの隙間から投げ込んで引き上げました。

うつぼの仲間の用意してくれたそうめん、うどんを食べながらの集約には、大阪城の仲間も寄り合いを終えて合流、大阪城と西成公園でも同じ期限での追い出しがおきており、これら一連の問題について、19日に、ゆとりとみどり振興局への押しかけを行うことになりました。
またこの日の団交の中での、「テントに一度声をかけ、戸別訪問は嫌だと言う人には改めて方法を考える」という、副所長の発言を受け、ならば訪問以前に拒否の意志表示をしようということで、当該の仲間がそれぞれ「戸別訪問拒否」と書いて署名し、提出することにしました。

それで12日朝、14名分の署名を提出に行きました。
公園事務所側は山中と西村が対応。
許しがたいことに、西村が「昨日忘れ物がありましたよ」と指差す方を見ると、昨日投げ込んだ要求書の封筒に、「忘れ物」という付箋をつけてカウンターに置いていました。
署名は、要求書のコピーに「うつぼ公園自治会」を線で消し各人がサインしたもので、事務所側の言うところの、「公園に実際住んでいる人」個人の意志であることを強調したため、「受け取らざるを得ない」、といった感じでした。
「昨日の話は終わっていない。追加分の署名も、また持ってくる」、と言い残してきました。
posted by kamapat at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 反排除(大阪)

2005/10/15

11・6『持たざる者』の関西連帯集会

昨年、東京で開いた「持たざる者」の集まりを
今年は関西でもやろうということで準備中です。
以下、実行委呼びかけビラです。ぜひご参加ください。

もうひとつの世界を!社会的排除に抗し、新自由主義グローバリゼーションと戦争に反対する『持たざる者』の連帯行動
11・6『持たざる者』の関西連帯集会

11月6日(日)18:30〜 エル大阪5F研修室2

9・11選挙は新自由主義をかかげる小泉自民党の圧勝に終わり、郵政民営化のあとには障害者自立支援法、共謀罪(現代版治安維持法)、社会保険・職安民営化、靖国法案、憲法9条改悪など様々な悪法案が着々と準備されようとしています。日米欧の帝国列強による新自由主義諸政策に支えられたグローバル資本の世界的展開(新自由主義グローバリゼーション)は、アジア・アフリカ・ラテンアメリカ第三世界への戦争をともなう暴力的支配と棄民化をより激化させています。また、「帝国」の主要部分を担う日本の内部においては、労働者、小規模農民、日雇い・野宿者をはじめとする都市下層貧民、フリーター、小規模自営業者、年金生活者、生活保護受給者、病者、障害者、失業者、女性、アイヌ、沖縄、移民、外国人労働者、難民、獄中者、在日韓国・朝鮮人、セックスワーカー、低所得高齢者、ゲイ、レズビアン、若者、子どもたちなど、多様な『持たざる』人びとがいっそうの棄民化と暴力的破壊にさらされています。
1994年1月1日、メキシコの密林の中から新自由主義、資本主義に対して「もう、たくさんだ」と宣言し立ち上がったサパティスタ民族解放軍(EZLN)の先住民蜂起はアメリカという巨大な「帝国」の膝元に風穴をあけました。と同時にこの先住民蜂起は、世界中で新自由主義、資本主義と闘う民衆に限りない勇気を与え団結の大切さや下からの抵抗のあり方を私たちに教えてくれました。メキシコの密林であがった狼煙は、やがて1999年11月に「帝国」の中枢であるアメリカで反WTO街頭闘争として開花し、以降の新自由主義・資本主義、戦争に抵抗する反グローバリゼーション運動の世界的うねりへと引き継がれており、今年6月、サパティスタは「第6ラカンドン密林宣言」を発表し、新たな抵抗にむけた連帯を世界に呼びかけています。

多様な『持たざる者』のひとつの日雇・野宿労働者の現場においても微力ながら反グローバリゼーション運動の一翼を関西において担ってきました。2000年7月の沖縄サミット反対闘争では、東京から九州までの寄せ場・野宿現場を訪ね歩いて交流した「野宿者全国行脚」を東京・名古屋の仲間とともに組織し、沖縄日雇労働組合とともに沖縄現地闘争を闘いました。その過程で始まった、アメリカの『尊厳の村』やカナダの貧困に抗するオンタリオ連合(OCAP)など貧民・野宿者の様々な国際連帯交流を積み重ねてきました。
昨年、東京・山谷、渋谷の仲間とともに「グローバリゼーションを考える日雇・野宿労働者運動準備会」を結成し、韓国で開かれた世界経済フォーラム東アジア会議に対する6月ソウル行動への代表団の派遣と、10月の第3回ヨーロッパ社会フォーラム(ESF)へ代表派遣しました。2004年11月3日には、「社会的排除に抗し、グローバリゼーションと戦争に反対する『持たざる者』の連帯行動」が前年に引き続き東京で取り組まれ、各地から集った日雇労働者・野宿者のほか移住労働者、日韓FTA反対闘争のために来日した韓国民主労総、セックスワーカー、フリーター、障害者、フランスSUD、タイのスラム・野宿者運動団体など約230名の多様な『持たざる者』の参加のもと、集会・渋谷デモを貫徹しました。また同日、パリの日本大使館に対して『声なき/持たざる者』No-Vox(※)フランスがこの集会に連帯する抗議行動を行いました。また、今年1月には、ブラジル・ポルトアレグレでの第5回世界社会フォーラム(WSF)へ代表派遣し、グローバル資本主義のもとで日々強化される搾取と抑圧にさらされ、同時に社会的に排除され周辺化されたNo‐Voxの世界会議に参加しました。その流れの中で、今年は関西でも『持たざる者』の連帯行動を行おうということで準備が進められてきました。
敵は巨大であり、闘いはますます困難です。だがそれでも、私たちは闘いを呼びかけなければなりません。私たちをさらなる困窮と絶望へと追い落とす者たちへの怒りを組織し、生ある限り、味方をみいだし、闘いの炎を拡げつづけていきたいと思います。運動に参加する個々の人びとの課題や思いを共同の論議と行動で積み重ね、下の人びと『持たざる者』の力によって、下から抵抗の拠点を築いて闘う多様な人びとが、新自由主義グローバリゼーションのもたらす破壊に代わる、相互に自律し尊重し合える「もうひとつの世界」にむけた経験と夢を共に交流したいと思います。

来る11月6日(日)、「もうひとつの世界を!新自由主義グローバリゼーションと戦争に反対する『持たざる者』の連帯行動」をおこないます。当日の行動だけでなく、その後も継続する連帯交流をつくっていきたいと思っています。当日の集会への賛同・参加とともに実行委会議への参加を広く呼びかけます。
(2005年10月9日)

※声なき者のネットワークNo-Vox
 No-Voxとは「声なき者」の意である。グローバル資本主義のもとで日々強化される搾取と抑圧にさらされ、同時に社会的に排除され周辺化された「声なき/持たざる」存在、すなわち失業者、野宿者、移住労働者、スラム住民、被差別カースト、先住民族などの人々。
 2003年、今回と同じくポルトアレグレで行われた第3回世界社会フォーラムの際、主としてフランスの「持たざる者の運動」――住宅への権利運動(DAL)や失業者運動(AC!)――からの呼びかけのもと、「声なき者の第1回世界会議」が開かれた。以前よりフランスなどの運動との交流を進めていた東京の日雇・野宿者運動のメンバーもここに参加した。会議では世界社会フォーラムのようなグローバル資本主義に対抗する「もうひとつの世界」を目指す運動が「ミドルクラスの運動と化している」という批判がなされ、「持たざる者」が声を上げていくことの重要性と、「持たざる者」の運動のネットワーク=No-Voxを五大陸に広げていこうという「声なき者の宣言」が確認された。

もうひとつの世界を!社会的排除に抗し、新自由主義グローバリゼーションと戦争に反対する
『持たざる者』の連帯行動実行委員会(関西)
TEL/FAX 06−6374−2233
e-mail:rebel_factory@riseup.net
郵便口座:00930-6-139747(名義:大阪キタ越冬実)
※備考欄に「持たざる者」とお書き下さい。

11・6『持たざる者』の関西連帯集会
日時:2005年11月6日(日)18時30分より
会場:エル大阪5F研修室2
主催:『持たざる者』連帯行動実行委(関西)
※前段行動として「戦争いらん!基地いらん!関西のつどい」での情宣を行います。

次回実行委員会会議(全港湾ユニオンハウスにて)
10月16日(日) 19時より
10月23日(日) 18時より
11月30日(日) 18時より
実行委への団体・個人の参加・賛同を募ります!公表の可否を併せてお伝え下さい。
posted by kamapat at 16:26 | Comment(1) | TrackBack(0) | お知らせ

10月14日山内さん裁判公判報告

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(終了後、山内さんと永嶋弁護士より報告を受けている様子)

今日の公判は山内さん本人の証人尋問ということで多くの方が傍聴
支援に来てくれ、30席ほどの傍聴席がほぼ満員になりました。
40分ほどの尋問のなかで、山内さんが扇町でどのように生活して
いるか、扇町に住民票を移そうということになった経緯、住民登録
ができないこと・住所がないことの不利益について話し、また大阪
市の野宿者対策が排除を根幹にすえており、自立支援センターやシェ
ルターが「自立」にはほとんど何ら役にたっていないことなども指
摘しました(大阪市は、前回野宿者対策の証拠として自立支援セン
ターのパンフレットを資料に出してきています)。裁判官から生活
の様子、テントの構造などについての質問もありました。

ところで、結審までにあと一回公判があると考えていたのですが、
担当裁判官が異動になるということで、新しく着任する裁判官が判
決を書くか、今回結審にしてこれまでの裁判官で判決を出すかどち
らかにしたいということをいきなり言われました。できればあと一
度やりたかったのですが、山内さんのことを見たこともない裁判官
に判決を出されるよりは・・・ということで、残念ですが今回で結
審ということになりました。来年1月27日の13時15分より大
阪地裁で判決が下されます。それまでに、追加で証拠資料や書面を
提出する予定です。


以下、呼びかけです。
【大阪市による山内さんの扇町公園への転居届不受理を取り消し、
野宿者の住民登録を認める判決を大阪地裁へ要請してください】

〒530-8522 大阪府大阪市北区西天満2-1-10
大阪地方裁判所第二民事部 西川知一郎裁判長
posted by kamapat at 03:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 住民登録裁判

2005/10/12

野宿者に住民登録を!山内さん裁判への注目と支援を呼びかけます

現在、全国で3万人をこえる人々が野宿生活を余儀なくされています。その多くは失業によるものですが、仕事を失い、住む家と暖かい寝床を失った人々にとって、「住所がない」という事実がその苦境に追い討ちをかけています。路上や公園に住みながら、仕事を探すことの困難さはいうまでもありません。生活保護の申請に行っても門前払いされるか、施設への入所を強要される状況がいまだにあります。年金を受給する権利があるにもかかわらず、住所確認ができないことから受け取れずにいる人もいます。これら生存にかかわる問題のほか、選挙権の行使やパスポートの取得、国民健康保険への加入といった市民的諸権利からも野宿者は「住所がない」ことで排除されています。

私たち釜ヶ崎パトロールの会はこれまで、パトロールや共同炊事の場で「仕事探しに連絡先がいるんだけど」「実はもう年金受け取れるんだけど、住所がないから・・・」といった相談を野宿の仲間から受けた際、メンバーの自宅兼事務所を「一時的な住所の置き場」として提供してきました。

しかし、全国各地の野宿者運動団体が当たり前に行ってきた支援活動の一環であるこの取り組みを、大阪府警は運動つぶしの口実に使おうとしてきました。2004年2月17日早朝、釜パトのメンバー宅に大阪府警の公安刑事十数人が突然踏み込み、「電磁的公正証書原本不実記録同供用幇助」容疑で不当な家宅捜索を行い、逮捕したのです。
前後して、住所を借りていた野宿の仲間たちも任意同行を求められ、長時間の取り調べを受けました。内容は運動の中身や人間関係についてなど、容疑と関係ないものがほとんどだったといいます。

言いがかりの不当逮捕で裁判に持ち込めるわけもなく、逮捕されたメンバーは2日後に釈放されました(のちに不起訴が決定)。
ところが、警察は大阪市北区役所に圧力をかけ、野宿の仲間の住民登録を抹消させようとしてきました。逮捕されたメンバーにも電話を繰り返しかけ、「住所を消したら起訴するのは勘弁してやる」などと脅しをかけてきました。

公安警察の理不尽な脅迫を毅然として拒否するとともに、このままでは住民登録を抹消するとの大阪市からの文書を前にして、私たちは話し合いました。

結論として、じゃあ今住んでいるところに住民票を移させてもらいましょう、ということになりました。そこで扇町公園のテントに住む山内さんが公園への転出届を出したところ、北区役所はこれを却下してきました。大阪市へ却下の取消をもとめる審査請求を申し立てたのですが、何度かの書面のやりとりの末、2004年12月に棄却されてしまいました。

そこで、このまま黙っているわけにはいかないと、私たちは裁判を起こすことにしました。
前置きが長くなりましたが、これが今回の裁判の発端です。

行政はこれまで、失業問題に対してまともな対策を取らず福祉切り捨てを進め、野宿に追いやられる人々を数知れず生み出してきました。そればかりか、生きていくためにテントやダンボールで自らの生活の場を確保してきた野宿者に対しては、「公園適正化」の名のもとに容赦なく追い出しを進めてきています。自立支援センターやシェルターといった「野宿者支援」施策は追い出し・排除の受け皿にすぎず、劣悪な住環境と限られた入所期間ののち、再度路上へと野宿者を放り出すシステムの一環にすぎません。

問題は、直接的な追い出しにかぎりません。工事用フェンスや野宿禁止の看板を張り巡らし、野宿をあらかじめ禁止する。警察や行政や警備員によるひっきりなしの巡回(という名の脅迫)。野宿からの生活保護を認めない福祉事務所。寝ている人に花火を打ち込む、自転車を投げ込むなど、繰り返される襲撃事件。野宿者を食い物にする生活保護ピンハネ業者やケタ落ち病院を放置する行政。

これらの総体が、野宿者に対する社会的排除をかたちづくっていると私たちは考えます。人の命を徐々にすり減らし、削り取り、野垂れ死にへと追い込んでいく点で、荷物を撤去しテントを破壊することにおとらず、暴力的な排除といえるのではないでしょうか。

「住所貸し」に対する弾圧も、野宿(と野宿者支援の)「犯罪化」という排除の文脈で捉えることもできるでしょう。普段からの警察による頻繁な職務質問や嫌がらせは、野宿の仲間なら誰でも経験していることです。

山内さんの裁判は、かれひとりの住民票の問題にとどまらず、見えにくい排除である「住所がないことの不利益」から出発し、野宿者が受けている社会的排除の問題性をあきらかにしていくたたかいであると私たちは考えています。

これまでの経過で、大阪市の態度もまた明らかになってきています。野宿者問題に対する責任は棚上げしたままで、「テントは客観的居住の事実として認められない」と繰り返しているのです。いまも大阪城公園、うつぼ公園、西成公園などで追い出しを進める一方で、山内さんに対し「テントは法令に基づく退去命令の対象となるので、民有地の場合より一層不安定な状態である」などと主張する姿に、その排除への執念を見て取ることができます。

2002年にホームレス特措法が施行されてから3年あまり。いま全国で、野宿者に対する排除の嵐が吹き荒れています。今年1月の名古屋・白川公園での行政代執行による強制排除につづき、9月には蒲郡市が「野宿禁止条例」を可決し、東京都も同様の条例制定を行おうとする動きがあります。

しかし、失業を生み出す社会構造が変わらないかぎり、野宿者は新たに生み出されつづけます。排除は何も解決しないばかりか、路上やテントで生活せざるをえない仲間から生きる手段を奪い、徐々に死へと追いやっていくのみです。
公園での住民登録を勝ち取ることで、行政の動きに歯止めをかけ、野宿者に対しての社会的排除を止めさせていきたいと私たちは考えています。ぜひ、多くのみなさんに注目と支援をよびかけたいと思います。


次回公判

2005年10月14日(金)午後1時30分〜午後3時
大阪地方裁判所1007号法廷

山内さんの証言があります。ぜひ傍聴支援を!


【裁判支援カンパ振込み先」
郵便口座:00930-6-139747(大阪キタ越冬実)

※山内裁判支援とお書きください

【山内さんへの支援の手紙の送り先】
〒530−0025
大阪市北区扇町1の1 扇町公園23号 山内勇志

※これまで、100通をこえる手紙が寄せられています。ありがとうございました!
posted by kamapat at 19:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 住民登録裁判

2005/10/08

うつぼ公園での追い出しをゆるさない!

 うつぼ公園(大阪市西区)は約30人の野宿の仲間がテント・小屋がけで暮らす公園です。この公園の仲間に対し大阪市が、公園改修工事を名目に11月30日までに立ち退くことを求めています。強制排除に直結する緊急事態です。
 うつぼ公園で暮らす仲間でつくるうつぼ公園自治会では、連休明け11日に寄り合いを持ち、みんなで話し合ったうえで公園事務所に話し合いを求めていこう、ということにしました。

うつぼ公園ではこれまで、自治会と公園事務所が話し合いながら工事についてもすすめてきました。それを一方的に反故にするやり方を、認めることはできません。立ち退きを求められても、行政の不十分な施策のなかでは「次の野宿先を探す」ことしかできず、野宿の問題の解決にはつながりません。もちろん強制排除なんてあってはならないことです。

 みなさんもぜひ応援に来てください。たくさんのひとの応援があること自体が行政に対して追い出し・強制排除をためらわせる圧力となります。10月11日(火)12時、うつぼ公園内バラ園近くのブロンズ像広場に集合です。最寄り駅は地下鉄四つ橋線本町駅、27番出口です。
 また、以下の公園事務所とゆとりとみどり振興局に抗議を集中してください。
 ゆとりとみどり振興局西部方面公園事務所 TEL06−6441−6748
大阪市ゆとりとみどり振興局総務部庶務課 TEL06−6615−0614 FAX
06−6615−0659

 また、時を同じくして西成公園でも事態が緊迫してきました。10月中の立ち退きを求められています。こちらについても情報や行動提起を引き続きお伝えします。

 連絡・問い合わせは
 長居公園仲間の会
 nagaipark_tentvilla@yahoo.co.jp

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 以下はもう少し詳しい経緯の報告です。

 うつぼ公園では2年前、うつぼ公園内のバラ園が、来年大阪市で開催される「世界バラ会議」の会場のひとつとなっていることから、整備工事の名目で立ち退きを求められていました。この時にうつぼ公園自治会が中心になって「失業と野宿を考える実行委員会」として公園事務所と数度の話し合いを持ち、「工事は仲間の生活に支障のないように行っていく」「仲間もできる範囲で工事に協力する」「戸別訪問はせず自治会と話し合う」ことを確認してきました。このかん、園路や植栽を一部分ずつ工事してきましたが、それもあくまで自治会と行政が話し合った上で行ってきました。
 ところが10月4日、自治会に一言もないまま、突然戸別訪問によりビラを配布し立ち退きを求めてきたのです。行政は明らかに一歩を踏み出しました。
 すぐさま自治会の仲間は公園事務所に出向いて抗議をしました。「これまで工事の話は自治会を通していたにもかかわらず突然個別にビラを撒くとはどういうことか。仲間全体との話し合いの場を持て」と要求。公園事務所側は「戸別訪問を行い、自立支援センター入所等の措置を取る」との一点張りです。

 翌10月5日、緊急に集まれる人で集まって相談を持ちました。
 その時にあった仲間の意見をいくつかあげます。
 配布されたビラによると「11月30日までに出て行け」ということだが、行政が強制排除をやる気でいるのかどうかが問題。どのくらい本気なのか。
 ビラに掲載してある図面によると、うつぼ公園全域を工事の対象にしている。これまで部分工事でやってきたものがなぜ全面工事ということになるのか疑問。部分工事でできないのか。
 公園事務所は「戸別に訪問したい」ということだが、その内容は生活保護と自立支援センターで、たかが知れている。それであかんから野宿している。施策の内容をよくするのが先だ。
 などです。

 大阪市職員が配布したビラの文面は以下の通り。
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 平成17年10月4日
 工事のお知らせ
各位
 西部方面公園事務所
 近く靭公園において工事を施工いたします。つきましては、この物件(テント・小屋のこと)は工事の支障となりますので、来る11月30日(水)までに撤去していただきますようお願いいたします。

工事名称 靭公園整備工事
工事期間 平成17年12月上旬から平成18年2月末までの予定
工事内容 自然観察園路整備、景石据付、植栽、剪定・剪除
工事区域 裏面のとおり(裏面に整備計画図)
連絡先 西部方面公園事務所  TEL 6441−6748
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 以下は、10月5日の相談を受けて6日に仲間に届けた、寄り合いを呼びかけるビラです。
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 うつぼ公園で暮らすみなさん!
 10月4日付文書で公園事務所が工事を名目とした立ち退きを求めてきました。期限は11月30日としています。同時に、うつぼ公園自治会に対して、団体交渉はせずに個別訪問をしたいと通告してきました。
 この件で、10月11日(火)12時に集まって、うつぼ公園に住むみんなで話し合いたいと思います。そして、公園事務所に対してもみんなで話し合いにいきましょう。ブロンズ像広場です。
 行政の文書では全面工事をするかのように書いてありましたが、これまで部分工事でやってきたのにナゼそれができないのか!?まだ工事していない場所で、仲間の小屋のない所だってあるというのに。これでは追い出しのための全面工事としか思えない。
 また、個別訪問したいというが、一体何を話すというのか。生活保護と自立支援センターならタカが知れています。プラスアルファはあるのか!?仕事をもってこい!!
 何よりも、強制排除をするつもりなのか!?
 こういったことをみんなで問いただしていきましょう。大阪市中の野宿の仲間が見つめています。いっしょにがんばりましょう。
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 うつぼ公園では、月に一度公園と公園周辺を清掃する『うつぼ公園おそうじ隊』がいい雰囲気で盛り上がってきていました。
今回の取り組みは、野宿の仲間の言い分や行政の非道に直接触れる機会ともなります。仲間とぜひ交流してください。
 みなさんのご支援、どうぞよろしくお願いします。
posted by kamapat at 23:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 反排除(大阪)