2007/01/31

若手研究者声明

よく長居に来てくれている、若手研究者のみなさんが作った声明のページです。
是非お読みください。

http://rootless.org/nagai/
posted by kamapat at 19:47 | 長居公園代執行

1月30日申し入れ書

長居から報告です
◆◇◆◇◆◇◆◇
昨日の代執行令書の交付の際に、大阪市に渡そうとした申し入れ書です。
向かいの芝生で待機していたぼくらを無視して、令書の交付は小屋に向けておこなわれました。千坂ゆとりとみどり振興局担当課長と私は三度目が合ったのに、完全に無視でした。
令書をもってきた職員の前で毅然と読み上げたSさんのうちの前に貼りだした申し入れ書は、担当の職員がもって帰りましたが、千坂ゆとりとみどり振興局担当課長は、結局受け取りを拒否しました。
(以下)
大阪市長 関淳一様
大阪市経営企画室様
大阪市ゆとりとみどり振興局様
申し入れ書

 行政代執行の手続きをただちに中止してください。
 私たちは、争いではなく、話し合いを求めます。私たちがここにとどまり続けるのは、大阪市の用意する対策のいずれを選ぶこともできず、立ち退くにも行く当てがないため、立ち退くことができないでいるからです。大阪市も野宿者対策の不十分さは認識しているはずです。その結果が、現在においても700軒のテント・小屋がけで生活する野宿の仲間が今もい続けることに現れています。彼らはいずれも、私たちと同様に対策メニューを選ぶことができないでいる仲間です。
 一年前の大阪城公園・うつぼ公園での行政代執行以降も、日本橋公園や天王寺公園、恵美公園などで仲間が強制的な排除を受けました。私たちは、もう二度と強制排除を繰り返さないためにも、その対策の不十分さを生めるための話し合いを求めます。
 具体的には、私たちがここを立ち退いても生きていくことのできる移転先の提示を求めます。新たな場所で生活するに当たって、周辺住民の方にさまざまな配慮をする必要もありますし、場合によっては地域の自治会の方などと話し合いの機会も必要だと思います。そうした道筋について話し合うこともできると思います。

 また、私たちの仲間4人が提出した弁明書にも、返答をお願いします。私たちは弁明書についてあなた方から何一つ答えを聞いていません。新聞で「正当な理由はな
い」というコメントを見ただけです。これは、人間としてひどい扱いだと思います。

 私たちは「除却命令」「戒告」の手続きのとき、無用な対立をあおられるような事態を避けるため、向かいの広場で待機していました。あなた方は、私たちが広場にいることを承知の上で、私たちを完全に無視して小屋に向かって「Nさん、Nさん」などと話しかけていましたね。これもまた、人間をバカにしたひどい態度だと思います。私たちは人間ではなくモノですか?

改めて訴えます。脅迫まがいの説得ではなく、排除に向けた手続きではなく、生きていくための、人間としての話し合いを求めます。
行政代執行を止めることができないなら、この長居公園で最後にしてください。

以上、心から願い、申し入れます。
2007年1月30日
長居公園仲間の会
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posted by kamapat at 18:32 | 長居公園代執行

【変更】座り込み

長居公園の仲間から、変更のお知らせと今日の報告です
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やはり午後にやったほうがいいということで、変更します。

2月1日(木)16時30分〜18時30分淀屋橋で。
2日(金)大阪城・うつぼ公園行政代執行訴訟の地裁弁論(1時30分202大法廷)のあと、淀屋橋で。その後、最後の署名提出。
3日(土)15時〜長居公園で。
4日(日)未定

今日は8時30分〜10時まで、警察の介入がありましたがやりぬきました。座り込みについて道交法違反だの、こちらのカメラ撮影に「おれらにも肖像権があるんや」だの言いながら、しょうもない挑発を繰り返してきました。しかも、取材のテレビカメラがいる間は遠くから見てるだけで、カメラが撤収すると介入してきました。露骨。あいつらカメラの前では何もできひんねん。
明日も介入をしかけてくると思いますが、跳ね返してがんばりましょう。人数がもっといれば介入もやりにくいと思いますんで、よろしくお願いします。
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posted by kamapat at 12:37 | 長居公園代執行

大阪市への陳情書

長居公園元気ネットから大阪市へ陳情書を出したという報告をいただきました。以下に掲載させて頂きます。
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大阪市会議長 様

長居公園の野宿者テント村強制排除に関する陳情書

【陳情趣旨】
 私たち長居公園元気ネットは、誰もが住みやすいユニバーサルなまちづくりをめざして地域で活動するNPOです。毎年住吉元気まつりなどのイベントを通じて地域の人々との交流に取り組んでいます。
 さて今般1月25日、大阪市は長居公園で野宿生活する人々に対し、行政代執行法による強制排除を行う前提として戒告書を交付しました。長居公園のテント村住民による「長居公園仲間の会」は、私たちともたびたび活動を共にし、地域の活動にも多大の貢献をしてきました。ゆえにこの決定には納得出来ません。
 市が強制撤去をやむなしとする理由は、園灯などの工事の支障となる、周辺住民より苦情があるとのこと。そして公園の不法占有を続けなくても、代替となる手厚い支援策があるとのことです。また世界陸上という国際イベントが予定されているための野宿者排除であるとの話も耳にします。
 しかし当事者らは工事区域外への移動も含む工事への協力を申し出ていますし、私たちも含めた周辺住民に対する迷惑行為もなく、「長居公園仲間の会」のテント村が公園のごく一部を使用している現状をもって、行政代執行法を発動して強制排除しなければならないほどの緊急性があるとは到底思えません。
 行政手続法にしたがって当事者らが1月10日付で提出した弁明書を私たちも読み、充分に考慮すべき事由がそこにあると考えています。また、市が手厚い支援策と称する支援メニューの内容が不充分で、当事者らが受け入れ不能とする理由も充分説得力があるものだと思います。
 なにより、この厳寒の時期に住居を破壊して追い出しを行い、人の生命を危険に晒すということは、憲法で生存権を保障し、国際人権規約を批准するこの国の行政にあって、あってはならない行為であります。
 こうしたことを無視して、血税による多大の費用を投入して行政代執行を強行しようとする理由が全くもって理解できません。国際イベントの会場に野宿者のテントがあることを「恥」というなら、年間200人もの人が路上で亡くなる街というのは「恥」ではないのでしょうか。美観を保った公園のその影で人知れず路上で人が死んで行くような「恥ずべき」社会より、問題を隠蔽することなく、公園のテント・小屋からこの問題を発信してゆき、それを受け止める社会の方がよほど健全であると私たちは考えます。
長居公園を利用する住民という立場からも、野宿する人々の命を危険に晒して得られる公園の「美観」も「適性化」も私たちは望みませんし、そのような市政は間違っていると考え、ここに陳情いたします。 
【陳情項目】
1. 1月10日に提出された当事者の弁明書の審議過程を明らかにして、退去勧告に応じられないとした当事者の弁明を正当と判断しなかった根拠、とりわけ当事者側の工事に協力するとの申し出に応じない理由、公園内におけるテント村の存在が周辺住民へ与える影響の深刻さなど、弁明の内容に優先すると考えられ、行政代執行法を発動しなければならないほどの緊急性があるとする理由を示してください。
2. 1について充分納得のゆく回答が得られない場合は、行政代執行手続きをただちに中止し、代替地移動の提案の審議を含む当事者との話し合いを充分に行ってください。
2007年1月29日
【陳情者】
特定非営利活動法人 長居公園元気ネット
代表 佐々木 和晴
posted by kamapat at 10:38 | 長居公園代執行