職員は皮肉と受け取るのかも...?
市職員の労働組合はどう受け止め、行動するだろうか。
(以下、転送歓迎)
西成区役所で働く皆さん
当局による処分攻撃に負けないで下さい!
釜ヶ崎解放会館
大阪市西成区萩之茶屋2−5−23
野宿生活が長いのでしょう、すっかり汚れたかばんを足下において、かばんの中に詰め込まれた衣類を次々と放り出し、底から大事そうに小さな財布を取り出しました。財布にはぼろぼろになった診察券と共に解放会館の名刺が1枚。「ワシはアオカンしてるけど住所は釜共やで」と、にっこり。「俺は解放会館しか住所置くとこ無いんや。住所消されたら住所不定になるんや。何も悪いことしてないのに、住所不定や。これから先どないしたらいいんや」。そう言って解放会館に走り込んできた労働者もいます。
住民登録が削除されたって、日雇手帳の更新ができれば、生活保護が受けられれば、免許証の更新ができれば・・・と個別の権利が保障されればそれでいいのでしょうか。野宿している人、シェルターを利用している人たちにとって、「住所」はその人の存在証明でもあるのです。
西成区役所は住民基本台帳法を釜ヶ崎の実態に即して柔軟に運用してきたのだと私たちは理解しています。けっして「違法を黙認」してきたのではありません
。ところが大阪市は内部調査の結果、責任者を処分する方針とのこと。私たちは大阪市当局による責任者の処分を決して許しません。あなたたちが行ってきたことは釜ヶ崎の労働者の生きる権利、働く権利を守る行動だったのです。住民登録の業務に携わった方たちは誇りと自信を持ってください。私たちはあなたたちに感謝状を贈りたい気持ちです。
西成区役所で働く皆さん。処分されるべきは、移動させる場所もない人たち2100人の住民登録を強制削除し、選挙無効の原因をも作り出した憲法違反の実行行為者・関市長そのものではないでしょうか。
当局の処分攻撃に屈せず、背筋を伸ばして働いてください。私たちはあなたたちを応援しています。
2007年4月1日
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