2007/05/30

G8対抗アクション報告会

 来月ドイツで開催されるG8(主要国首脳会議)に対するさまざまな対抗行動が組まれています。
 釜パトが連帯するNO−VOXも、パリからドイツの現地まで行進しながら、抗議を訴え、合流を呼びかける行動を取り組んでいます。すでに5月下旬から、釜パトの2名がこの「持たざる者の行進」に合流し、ドイツに入っています。
 合流に先立って、フランスで失業者・野宿者やサンパピエと呼ばれる移民労働者らのコミュニティーを訪問しました。行進は100人以上の部隊でパリからベルギーを経由し、途中でドイツやオランダ、スイスなどから出発した行進とも合流して、各地で集会を持ちながら、サミット開催地のロストックへ向かっています。

 6月17日(日)午後3時〜5時に、参加した二人による報告会を開催する予定です。
 場所は未定です。会場費・渡航費カンパとして500円〜800円ほどを目安にいただけたらありがたいです。払えない仲間は応相談ということで。

 行進のホームページはこちら
http://www.euromarches.org/index.htm
 以下のURLに行進の様子の動画が大量にアップされています。釜パトメンバーの元気な様子も確認できます!
http://www.infos-canalmarches.org/

---(以下、対抗行動について転載)
 2007年6月6日から8日にかけてドイツのハイリンゲンダムで、G8サミットが開催される。これは、日本をはじめ、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、ロシアの八カ国の首脳が集まり、政策協調を行う会合である。これらの八カ国は世界人口の13%しか代表していないが、世界経済の三分の二を占めている。
 このG8サミットに対しては、先進諸国の首脳たちが、いかなる国際的な民主的手続きも経ることもなく、世界秩序の方向付けを恣意的に発表している場である、との批判が近年おきている。2001年のジェノバ・サミットでの抗議行動は記憶に新しいが、今年のサミットでも、ドイツの社会運動を中心に10万人規模の活動家がドイツに集まり、サミット開催前の6月2日より8日にかけてハイリンゲンダムに近いロストックを中心に、対抗行動を企画している。

 この対抗行動は、大別して次の三つの行動提起が結びついている。

 @デモンストレーション
 サミット開催期間中、さまざまなデモが行われる。
 とりわけ、6/2および6/7には、統一デモが行われる予定であり、下記AとBの行動に分かれていた諸団体が共同すると予想される。
 ただし、6/7については、ドイツ連邦警察はロストックを含むサミット開催地全域でのデモ禁止令を通達しているが、デモ主催者側は、この日のデモ行動を実施する姿勢を示している。

 Aオールタナティブ・サミット
 6/5〜6/7にかけて、G8に対抗するオールタナティブ・サミットが開催される。130団体近くが参加し、さまざまなワークショップやパネルディスカッションが企画されている。ここではG8の提起する政策方針を批判し、オールタナティブとなる政策が議論される。 

 Bサミット開催前後における路上封鎖
 抗議行動には、平和的な市民的不服従行動が含まれている。「G8をブロック」キャンペーンは、サミットでの方針への不承認を明示するものとなる。(警察当局は、この種の行動については弾圧するとの方針である。)


 実際には、これら三つの行動は主催団体が異なっている。しかし、ドイツの運動団体は、連絡ネットワークを構築し相互に情報交換する体制をとっており、互いの行動を妨げないという緩やかな合意がとられている模様である。

 全体の日程は下記のようになっている。

〜6/1    生活悪化に反対する欧州行進、亡命者によるキャラバン、自転車キャラバンなどがロストック近郊に到着、Bombodromの占拠。
6/2 国際デモ
    音楽と芸術によるデモ(〜6/3)
6/3 「農業の日」
    オールタナティブ・サミット開会式
6/4 「移民の日」
6/5 「軍事主義に反対する日」
    オールタナティブ・サミット(初日)
    ラーゲ空港の封鎖
    キャンプ場での文化企画(〜6/6)
6/6 オールタナティブ・サミット(二日目)
    ハイリンゲンダムに向かう道路の完全封鎖
6/7 デモ
    オールタナティブ・サミット(最終日)
    ハイリンゲンダムに向かう道路の完全封鎖
    「音楽とメッセージ」コンサート

 なお、各行動の詳細については、次のサイトを参照されたい。(ドイツ語のみのものが多い。)

(1)抗議行動全般についての情報提供
www.gipfelsoli.org
www.attac.de/g8
www.g8-2007.de
www.g8-germany.info
www.dissentnetwork.org
(2)デモ企画について
www.heilingendamm2007.de
(3)オールタナティブ・サミットについて
www.g8-alternative-summit.org
(4)路上封鎖について
www.block-g8.org
www.blockaid.org
(5)文化企画について
www.move-against-g8.de
posted by kamapat at 18:57 | お知らせ

2007/05/24

【呼びかけ】住民票取り上げに抗議する集会

 5月26日(土)、釜ヶ崎労働者・野宿労働者の住民票取り上げに抗議する集
会を持ちます。みなさまのご参加を呼びかけます。
 また、集会への賛同・裁判支援カンパもよろしくお願いします。

 私たちは、日雇い・野宿労働者からの住民票取り上げは、貧困者から市民権・
参政権を剥奪することであると受け止め、社会的排除を受けた者のからさらに生
存のための条件を奪っていく、日本社会の「戦争状況」を加速させるものだと考
えています。
 国民投票法案が参院を通過・成立し、9条改憲への足取りがいっそう加速する
なかで、寄せ場・野宿の現場から私たちにできることは何か。いっしょに考えて
行ける集会にしたいと思っています。

 このかんの闘いを映した映画『俺たちの選挙権を返せ!釜ヶ崎での選挙復活キ
ャンペーン』(監督:佐藤レオ・金稔万)は必見です。

(以下)
『釜ヶ崎をなめるな!釜ヶ崎大量住民票削除につながるもの〜憲法改悪の先取り
に抗する集会』

 2088名もの釜ヶ崎労働者・野宿者の住民票が奪われ、同時に選挙権が奪われた

 削除期限日の設定を考えると、どちらも先の統一地方選・次の参院選がらみで
あることは間違いない。また、大阪市は西成区以外の23区で住民基本台帳法の
名のもとに住民票の適正化を始めている。こうなってくると若い労働者たちも危
ない!    
 これは安倍政権の最重要課題である憲法改正のための国民投票法にも大きく影
響する問題である。
 なぜなら、『憲法』15条や93条で保障された20歳以上の人々の参政権を
奪うものだからだ。そして、住民票なきために当たり前に生きる権利さえ奪われ
る人々が増え続けていく。
 なし崩し的に国民投票法が作られ、『改憲』が推し進められていくことに対し
、今、私たちに出来る事は何か?
 共に考えていけるような集会にしたいと思っています。

日時:5月26日(土曜日)午後6時15分  
場所:エル大阪 7階 709号室(地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」西へ3
00m)

【プログラム】
1.釜ヶ崎住民票削除問題の経過と選挙復活キャンペーンについての報告
2.わたしは投票できなかった!!
  住民登録削除差し止め訴訟を勝ち取った方からの報告
  市民権を守るために闘った労働者からの報告
3.映画「俺たちの選挙権を返せ!釜ヶ崎での選挙復活キャンペーン」上映 
  (監督:佐藤レオ・金稔万)
4.講演:『今回の住民票削除問題と憲法、国民投票に繋がるもの』
  講師:熊野勝之弁護士
5.住民登録問題に反対してきた団体のアピール

【参加費】:前売り1000円/当日1300円

【賛助費】:個人1口2000円、団体1口3000円 
 *集会に賛同していただける個人・団体を募っています。
 *賛助して頂いた個人・団体には、賛助費に合わせてチケットを御渡しします

 *参加費・賛助費等の集会の収益の全額は、プログラム2で報告する住民登録
削除と闘う労働者の訴訟費用のカンパとします。

【主催】:集会実行委員会(呼びかけ:ふるさとの家、日本人民委員会、直接行
動隊、長居公園元気ネット、釜ヶ崎パトロールの会)

【問い合わせ先・賛同申し込み】:日本人民委員会 TEL・FAX 06−6653
−8283(問い合わせ時間:15時〜21時まで)
posted by kamapat at 10:13 | 住民票・中之島野営闘争