2007/12/31

今夜のパト

071230_2346~0001.jpg071231_0224~0001.jpg阪急コース42
JRコース8
地下コース20
福島コース20
計90名

野営テントに梅田の仲間が20人弱宿泊しているので、総数は年末にあたって増加しています。

今日は新大阪駅周辺も回り、14名を確認しました。

阪急コースで喘息もちの方で、病院にもかかってなくて、たびたび発作も起こってるってひとがいました。扇町の野営テントに誘いましたが、そこにとどまるということで、心配ですがしばらく様子を見ます。連休明けにいっしょに福祉へ行けたらいいんですが。

今夜もまた何人か初顔と会いました。最近九州から出てきたという仲間、岡山から流れてきたという仲間も。

扇町公園内でも6人の露宿の仲間を確認。今夜は冷え込むので心配です。
写真はパト後の報告を確認しているところ。野営テント前で。

野営テントでは夜通し、襲撃やトラブルに備えて夜警。長い時間を囲碁をさして過ごす若い仲間。
posted by kamapat at 02:40 | 活動日誌

2007/12/30

衣類整理

071230_1422~0001.jpg二日間続いた雨もようやく上がって、今日は衣類整理をしました。みんな共同作業に慣れているので手際がいい!
posted by kamapat at 14:25 | 活動日誌

広域夜回り

071229_2128~0002.jpg071229_2229~0001.jpg越冬闘争期間中は、普段回らない地域にもパトに訪れ、越冬闘争への合流を呼びかけます。
今日の夜間パトは、電車で京橋へ行くコース、徒歩で天神橋筋商店街から北浜、淀屋橋を回るコース、自転車でうつぼや長堀橋の西区中央区を回るコースの3コースに分かれ、ビラといっしょにカイロや毛布を届けて回りました。
梅田の仲間をはじめ、学生支援の仲間め合わせていつもの倍以上の20名以上。
写真は西区中央区コースを回った銀輪遊撃隊と、行った先で出会った超立派なダンボールハウス。
明日も午前と夜の2回、市内各地に仲間を訪ねて回ります。
posted by kamapat at 00:27 | 活動日誌

2007/12/28

越冬闘争集中期突入!

071228_1503~0001.jpgどしゃ降りの雨の中、扇町公園の寄り合い広場に二張りのテントを設営(写真奥)。手前は炊事用テントで昼飯作ってます。
今日から10日間、ここで仲間の時間と空間を勝ち取るぞ!
posted by kamapat at 22:29 | 活動日誌

2007/12/27

大阪キタ越冬闘争実立ち上げ集会

071226_1309~0001.jpg071226_1305~0001.jpg 昨日は、10時から大川周辺をパトロールしたあと、13時から扇町公園現地本部テント前にて協働炊事で腹ごしらえをし、その直後に梅田、扇町の仲間たちと一緒に大阪キタ越冬闘争実行委員会の立ち上げ集会と簡単な寄り合いを開きました。
いよいよ、明日のテント設営から本格的な越冬闘争に突入します。
「一人も野垂れ死にさせない!」を合い言葉にして11年目。
今年は一日二食の炊き出し(昼は協働炊事スタイル)と、例年よりも更に多くの仲間たちと冬を乗り越えて闘う準備は万端です。

立ち上げ集会のあとはスケジュール通りに天六駅頭で街頭カンパ活動、そして夜の梅田周辺パトロールを行いました。
街頭カンパ活動も梅田周辺パトロールも、梅田に露宿する仲間たちと遠方から駆け付けてくれた学生支援の皆さんが多く参加してくれて、とても心強かったです。

※昨夜の梅田パト報告
阪急コース33名
JRコース16名
福島コース22名
地下コース17名
合計は88名でした。

JR大阪駅のガード下にて一年以上も頑張っていた仲間が、改築工事を理由に留守中にダンボール小屋を撤去されていたことが判明しました。
これからの寒い時期に、いったい何処へ行けというのだ!?
全く人道的な配慮もしない大阪市政には、いい加減に怒りが湧きます。
posted by kamapat at 23:37 | 活動日誌

2007/12/25

大阪キタ越冬闘争スケジュール

扇町公園を拠点にする大阪キタ越年越冬闘争の年内のスケジュールをお知らせします。
集合はいずれも扇町公園本部テント前です。

・12月26日(水)
大阪キタ越冬闘争実行委員会立ち上げ集会(越冬闘争への連帯メッセージをお寄せください!)
10時から広域パトロール(パト班)、及び炊き出し準備(炊事班)。
13時から集会の後に配食。
15時〜16時、天六、もしくは南森町駅近辺で街頭カンパ活動(カンパ班)。
21時から梅田周辺パトロール(パト班)。

・12月28日(金)
集中期突入
8時30分から越冬テント設営。
12時から共同炊事。
15時から街頭カンパ活動(カンパ班)。
17時から炊き出し配食(炊事班)。
21時からパトロール(パト班)。

・12月29日(土)
10時から広域パトロール(パト班)。
12時から共同炊事。
15時から街頭カンパ活動(カンパ班)。
17時から配食(炊事班)。
21時からパトロール(パト班)。

・12月30日(日)
10時から広域パトロール(パト班)。
12時から共同炊事。
17時から配食(炊事班)。
21時からパトロール(パト班)。
翌日の餅つき大会準備。
中間寄り合い
・12月31日 (月)
8時から餅つき大会。
紅黒カラオケ歌合戦、映画上映会などの行事(イベント班)。
夕方に年越し蕎麦(炊事班)。

※越年越冬闘争期間中のパトロールの集合場所は通常の大阪駅「旅立ちの鐘」前ではなく、扇町公園本部テント前になります。夜間パトロールは通常の梅田周辺のほか、京橋・本町・京阪地下などを回ります。午前中の広域パトロールでは中之島・桜ノ宮・淀川・新大阪などを回ります。

※今年の扇町公園では、12月28日の越冬闘争本格突入から来年1月7日の終了日までの闘争期間中は12時からと17時からの一日二食の配食(お昼は共同炊事)を予定しているので、是非とも炊事準備のお手伝いを宜しくお願い致します。

※年明けも、昼の共同炊事・夕方の炊き出しと2回の配食をします。パトロール・街頭カンパ活動も随時行います。
・1月1日(火)
紅白ビデオ上映会
西成公園団結もちつき
・1月2日(水)
大阪キタ新春運動会
・1月3日(木)
大阪城公園よろず相談所お雑煮会
・1月4日(金)
福祉事務所仕事はじめ
・1月5日(土)
・1月6日(日)
・1月7日(月)
越冬テント撤収予定

(以上です)
posted by kamapat at 11:45 | お知らせ

2007/12/24

越冬街頭カンパ

071224_1552~0001.jpg天神橋筋六丁目交差点近くで、チラシをまき、カンパ箱をぶら下げて街頭カンパ活動。越冬の炊き出しの費用を募ります。
先週、チラシを受け取ってくださった方が今日は衣類を届けてくださいました。ありがとうございました!
越冬闘争期間中は、連日、近所の商店街あたりでやる予定。扇町のカンパ班長も張り切っています。
posted by kamapat at 15:56 | 活動日誌

2007/12/21

今日の夜回り

071221_2301~0001-0002.jpgJRコース13
地下コース23
西梅田コース24
阪急コース31
計91名

あちこちで体調の悪い仲間がいました。年末年始にかけて注意が必要です。
posted by kamapat at 23:11 | パト報告

2007/12/16

『前略、路の上より』

CA340061-0001.jpg釜パトの通信、『前略、路の上より』最新号がおかげさまでできました。
昨日今日で、扇町や梅田の仲間で宛名シール貼り、帳合い、封筒入れの作業をしました。
内容は、活動報告、夏祭りフォトレポート、反G8ヨーロッパ行進報告などです。
ご入り用の方は連絡ください。
posted by kamapat at 16:26 | お知らせ

2007/12/11

塾講師を使い捨てるな!〜福岡の闘い

 フリーターユニオンふくおかの小野さんは予備校で講師として働いていますが、いまとんでもねー攻撃にさらされ、果敢に闘っています。
 読んでください。
 いや、とんでもねー!

http://fnfukuoka.jugem.jp/
フリーター/労働者たる塾講師を使い捨てるな!
株式会社G・F校による
講師の使い捨て
労働者・労働組合敵視を許さない!


代表取締役のパワハラ
 私は株式会社Gの経営するF(某予備校)で講師として働いてきましたが、ある時期以来突然、私の直接の上司であり同社代表取締役であるNは、業務上のささいな行き違いなどを理由に「まともに仕事ができないなら辞めろ」とののしるようなパワハラ発言を繰り返すようになりました。

団結権を行使したら会社と弁護士に訴えられてしまった…
 そのようなパワハラ・暴言などを止めさせ、安心して働き続ける権利を守るために、私は労働組合を通じて最低限の雇用の尊重を要求することを決意しました。しかしG社・F校はあからさまに労働組合を敵視。法的根拠に基づく組合の控えめな要求を完全に無視して一切の話し合いを拒否し、「塾の講師など労働者ではない」「労働組合を通じて要求する権利などあるわけがない」などと一方的に決めつけ、しかも会社側弁護士から私の個人宅宛には「これ以上労働組合を通じて要求を出すなら法的手段に訴える」と脅迫めいた文書が送りつけられ、それから3日と待たずに私は「雇用関係も存在しないのに団体交渉などを強要した」との理由で(!)訴えられてしまいました!!

徹底した労働者・労働組合敵視を許さない
 私は会社の経営事情を無視した法外な要求など一切しておらず、ただ可能なかぎりでの雇用の尊重を求めて労働組合を通じて要求を出しただけなのですが、それが理由で私は4年以上働き続けた職場から雇い止め(更新を繰り返してきた雇用契約の一方的な打ち切り)を明言され、私が担当する予定だった冬期講習すら奪われ、しかも憲法に保障された権利であるはずの労働者としての団結権を行使したことで個人として脅迫され、訴えられたのです。一人の労働者である講師をまともな説明もなく使い捨て、労働者・労働組合を敵視し、憲法を踏みにじる会社を絶対に許すことはできません。
(小野俊彦:フリーターユニオンふくおか)

☆☆☆☆
 塾や予備校の講師の多くは、もちろん会社と対等な事業主などではなく、経営の一方的な都合で仕事を奪われてしまえば生活に困ってしまう普通の労働者です。会社に対して弱い立場の労働者を守るためにも労働法があります。しかし最近では労働者として権利主張することが軽んじられ、労働条件が気に食わなければ「自助努力」「自己責任」で「他の仕事を探せ」…というような発想とともに、「経営の都合でいつでも首を切る」という経営者の本能がまかり通っています。
 本来、経営者には労働法を守り、雇用を尊重する社会的・法的責任があるはずですが、その責任を逃れるために、人を使って事業をやっている雇用の実態を「請負」や「業務委託」などとしてごまかす「偽装」がはびこっています。
 小野さんも、明らかなはずの雇用関係を会社から否定され、ましてや労働組合員であることを理由に雇い止めを通告され、労働者としての最低限の権利を踏みにじられました。小野さんは、これまで紛れもないG社・F校の一員として、上司にあたるNの指揮命令下で働いてきた労働者であり、仕事を奪われれば生活も大きな影響を受けてしまいます。どんな雇用形態の労働者にも、安心して働き続ける権利があります。私たちは憲法に記載された団結権・団体交渉権・団体行動権を徹底行使して、株式会社G・F校が団体交渉に応じること、小野さんの雇用を尊重することを求め続けます。
posted by kamapat at 16:50 | お知らせ

生活扶助基準額の引き下げ見送りは、姑息な罠だ

生活扶助基準額の引き下げ見送り 生活保護で政府方針
http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/071209/wlf0712092210001-n1.htm

政府・与党、生活保護基準下げ見送りへ…世論反発に配慮
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20071210i103.htm?from=navr

 生活扶助基準の引き下げは見送る一方で、「級地」の見直しは引き続き検討する方針のようです。

 新聞の報道を受けて、生活保護問題対策全国会議が緊急声明を発表しました。
http://blog.goo.ne.jp/seiho_taisaku

[ 緊 急 声 明 ]
「級地」の見直し(生活保護基準切り下げ)も許されない!

厚生労働大臣 舛添要一 殿
厚生労働省社会・援護局長 中村秀一 殿
(関連部署:社会・援護局保護課企画法令係)
                             
2007年12月10日

生活保護問題対策全国会議 代表幹事 弁護士 尾藤廣喜
(事務局)〒530-0047
大阪市北区西天満3-14-16西天満パークビル3号館7階
あかり法律事務所  弁護士 小久保 哲郎(事務局長)
電話 06-6363-3310 FAX 06-6363-3320

私たちは、福祉事務所の窓口規制などの生活保護制度の違法な運用を是正するとともに生活保護費の削減を至上命題とした制度の改悪を許さず、生活保護をはじめとする社会保障制度の整備・充実を図ることを目的として、今年6月に結成された、全国の弁護士・司法書士・研究者・市民184名で構成する市民団体である。

 12月10日付け産経新聞は、「 政府・与党は9日、平成20年度から引き下げを検討していた、生活保護費のうち食費や光熱費など基礎的な生活費となる生活扶助の基準額について、見送る方針を固めた。ただ地域間の基準額の差を実態に合わせ縮小するなどの微修正は行う。生活保護費全体の総額は維持される見通しだ。」と報道している。この報道の趣旨は、必ずしも明らかではない。しかし、仮に、これが級地間の格差が大きいことを理由に、都市部の基準を下げ、地方の基準を上げるということであれば、私たちが指摘してきた問題は何一つ解決していない。あたかも「引き下げを見送り」し譲歩したかのように装い、国民の目を欺こうとしている点で、より姑息であるとさえ言える。

 「級地間の格差が大きい」という厚生労働省の結論には、十分な裏付けがない。

1)この結論を導くときだけ、これまでとは違った根拠データを持ち出している。
 「生活扶助基準に関する検討会」第2回資料にあるように、「級地間の格差」は、第1・十分位との比較ではなく、また、「夫婦子1人世帯」や「単身高齢世帯」との比較ではなく、「2人以上の全世帯」しかも「第1〜3・五分位」によって行われている。第1・十分位の「夫婦子1人世帯」および「単身高齢世帯」で見るとどうなのか、その検証は一切行われていない。厚生労働省にとって都合のいいデータだけを抽出して「級地間の格差が大きい」という結論を導き出している疑念がある。
 鈴木亘・東京学芸大学准教授・政府規制改革会議委員・参議院厚生労働委員会顧問はこの点、次のように批判している。
「地域差縮小も単身高齢者では確認されていない!・・・地域差が縮小しているので級地の見直しをすべきという重要な結論は、標準世帯にしようとしている単身高齢者の生活費を実際にみて得られた結論ではない。地域差縮小に関してだけは、なぜか、1から3・五分位(下から60%までの世帯)の状況から分析を行っており、非常にトリッキーな分析をしている。第1・十分位の低所得世帯において地域差が縮小しているかどうかすら明らかではないのである」

2)仮に「級地間の格差が大きい」としても、その是正のために必要なことは「地方の基準を上げる」ことであって、「都市部の基準を下げる」ことではない。
 この点、布川日佐史・静岡大学教授・生活保護制度の在り方に関する専門委員会委員は、当会議に次のようなコメントを寄せている。
 「生活保護費は、1級地の1を最初に決めて、級地で差をつけることになっている。100:90:80というイメージ。級地の格差をなくすなら、100:95:90という形にならないといけない。そうでなく、95:90:85にするというのが、今回の地域間の差の「是正」と呼ばれるものである。厚労省は、低いところは増えるぞといって、受給者の分裂をはかっているのだと思われる。しかし、1級地の1をそのままにして、差を減らすほうが、一番低いところの金額は、もっと上がるはずである(100:95:90)。95:90:85というのは、1級地の1、すなわち都市部の引き下げである。上がることになる3級地の1,2などの郡部は、人口も少ない上に、保護率も極端に低く、保護受給者はほとんどいないというところばかりである。上がる人、下がる人の数をみれば、狙いがはっきりすると思う。」

我々は、今後とも、広く市民各層との連帯のもとで、国会内外の活動を強め、生活保護制度の「切り下げ」阻止の運動をより一層強めて行く決意である。

以上
posted by kamapat at 15:03 | お知らせ

2007/12/09

7日のパトロール

阪急21
福島23
JR17
地下15
合計76名と、
各コースとも“並び”の仕事があったらしく、普段よりも少な目でした。
また、NPO法人を名乗る悪徳業者が名刺配りをしていると仲間から報告がありました。何でも、彼らの物件に居宅し1日2食支給の代わりに生保を申請させ、そこから月々3万円を残して全額搾取するという酷い条件だそうです。
いつの世にも、弱者からカスリを吸い上げようと悪知恵を働かす者はいますが、そんな浅はかな手に引っ掛かるほど、梅田に野宿する仲間たちは愚かではありません。
仲間たちを愚弄するのもいい加減にしろ!
posted by kamapat at 12:25 | パト報告

2007/12/07

大阪キタ越年越冬闘争

扇町公園を拠点とする大阪キタ越年越冬闘争の大まかなスケジュールをお伝えします。
今年は12月28日(金)から4日(金)ないし7日(月)まで、集中して取り組みます。
連日、パトロール(夜間の梅田パトロールに加え、大川や中之島、新大阪、本町など広域に)、共同炊事(毎夕。お昼に軽食)、街頭情宣(17、24日の各月曜も)、夜警、資材集めを野宿の仲間とともに各班体制を組んで取り組みます。
宿泊も可能です。ご支援ご参加、よろしくお願いします。

12/28 福祉(福祉事務所仕事納め)、野営テント建て込み
12/29 南港臨泊入所
12/30 南港臨泊入所
12/31 もちつき、映画上映会
1/1 紅白を見る会、西成公園もちつき
1/2 越冬まつり
1/3
1/4 福祉(福祉事務所仕事始め)
1/5
1/6
1/7
以降、毎週日曜日に炊事(炊き出し)をやります。また、月曜の生活相談と中之島炊事、金曜パトロールなどの通常活動も継続して行います。

12月21日(金)に今年の越冬セミナーを開催することになりました。
ビラを以下にアップロードしてあります。
http://proxy.f3.ymdb.yahoofs.jp/bc/44fd5140_376f/bc/%b1%db%c5%df%a5%bb%a5%df%a5%ca%a1%bc%a5%d3%a5%e9ol.pdf?bclpZUHBzBbYQ1Aa

12月21日(金)
18時〜20時 セミナー
 @大阪YWCA
 参加無料
 野宿の仲間とともに、野宿の問題についての基本的な事柄を学習し、越冬闘争の内容を話し合います。
21時30分〜
 梅田パトロール

 今年も厳しい冬がやってきました。とりわけ年末年始は寒さだけでなく、数少ない日雇い仕事もなくなりアルミ缶の買い取り所も閉まるなど現金収入を得る機会もなくなり、そのうえ福祉事務所などの行政機関も閉鎖して、野宿の仲間にとって最も厳しい季節となります。
 私たちはこの厳しい冬を「仲間の団結で乗り切ろう」「ひとりの路上死も許さない」を合い言葉に、野宿の仲間とともに越年越冬闘争を行ってきました。
 大阪キタ越年越冬闘争では、12月28日から1月7日までの間(予定)、扇町公園を拠点にして仲間とともに寝起きしながら連日、炊き出しやパトロール、街頭でのカンパ活動を行います。医療・福祉の相談や、「紅白を見る会」「越冬祭り」などのイベントも行います。
 強制排除に住民票取り上げ、そして失業対策事業の大幅削減計画など、大阪市は野宿の仲間への敵視政策をますます強めています。大阪市は、排除と収容で「目に見えるテントを無くすこと」に躍起になっていますが、それは目の前にある貧困を覆い隠そうとするものでしかありません。
 世界中を新自由主義グローバリゼーションが覆い、戦争と貧困が拡大するなか国内でも「ワーキングプア」、「ネットカフェ難民」や日雇派遣などの非正規雇用の労働者など貧困と格差の問題は無視できないものとなっています。
 野宿の仲間の闘いはそれらともちろん無関係ではありません。仲間の闘いは世界中で吹き荒れる「弱肉強食」の論理への闘いであり、「自己責任論」への抵抗であり、奪われた権利を取り戻す闘いであり、職を、住む場所を、生活を奪う暴力に対する闘いなのです。
 今年の越冬闘争では、この間取り組んできた共同炊事や扇町公園での「仲間の日」(炊き出し集会)における一品作り作業など、仲間同士での共同(協働)作業を通じて形成しつつある、「対策」からすら排除された文字通りの野宿を強いられた仲間と、「排除と収容」の攻撃に日々さらされているテント・小屋で暮らす仲間の団結をさらに大きなものとするための行動のひとつとしていこうと思います。また、高齢労働者と若年層とのつながりも追求していかなければならないと考えています。
 貧困者や社会的「弱」者への攻撃が強まる中、野宿の仲間の闘いはますます重要なものとなるでしょう。なぜなら、現在の野宿の仲間の置かれた状況は「ネットカフェ難民」や困窮フリーター、全労働人口の3割をしめる非正規雇用労働者の未来だと言えるでしょうから。
 私たちは闘いの歩みを止めるわけにはいきません。路上から、公園から、「生きて冬を越す」という最も根源的な声をあげる闘いである越年越冬闘争は、労働者・貧困者の尊厳と未来を賭けたたたかいなのです。
 厳しい冬を仲間の団結によって生き抜く越冬闘争にぜひとも参加・支援をよろしくお願いします!
posted by kamapat at 19:06 | お知らせ

2007/12/06

フランスNO−VOXよりアニー来阪!

071202_1854~0002.jpg 先月30日よりフランスNO−VOXで精力的に活動しているアニー・プールさんが日本の野宿者運動と交流のために来日中です。
アニーさんは1日の午前から大阪城よろず相談所を訪ね、よろず相談所の仲間の案内で大阪城シェルターの見学、それから難波の宮の跡に野宿する仲間たちと交流し、午後からは西成公園の仲間たちと交流した後に夕方からは釜ヶ崎でのフィールドワーク、そして野宿者支援ネットワークの仲間の皆さんと一緒に夜回りを行い、2日の日曜日は私たち釜パト、扇町、梅田の仲間たちと一緒に扇町公園での「仲間の日」に参加され、仲間と一緒にカレーライスを食べてから衣料放出などの活動を手伝い、扇町公園の仲間にアルミ缶拾いの仕事内容をインタビューし、晩からはエルおおさかにて講演集会を行いました。講演集会では10月3日のパリ市銀行通り24番地における移民労働者などの190家族のパリ市警察と仏軍による強制排除と不当逮捕に抵抗した報告とフランス国内での様々な民衆による抵抗運動の紹介を中心に、それぞれ異なったスタンスから様々なかたちで協同しながら運動を展開していくといった提起をされました。
そして3日には、毎週月曜日に午後1時から開催している中之島女神像前での協同炊事にも参加され、一緒にサンドイッチを作りました。(この日は朝から雨天だったために、当初に予定していた手巻き寿司は中止!本当はアニーさんにも巻いて貰いたかったので、本当に残念でした…)

それにしても、予想通りのことでしたが、1日の朝から公安デカどもがアニーさんが泊まっていた釜ヶ崎の宿泊先から行く先々にピッタリと張り付き、陰険にアニーさんのストーキングをしておりました。私たちにとっては対して珍しくもない「捜査」方法と光景ですが、アニーさんの話によれば、フランスの公安は日本の公安のように遠方から顔を隠してコソコソと見張ったり尾行をするのではなく、ちゃんと「監視中」は名乗って自己紹介を行い、アクティビストに対しては決して陰険な態度で接することはないそうです。またフランスには公安の労組があるために公安刑事の自らに対する権利意識と他人に対する人権意識も高く、大阪府警警備部公安三課のように、何が何でも無理やりにでも罪をこじつけてデッチ上げて不当逮捕するような、非人間的かつ敵意むき出しな乱暴狼藉をはたらくようことはしないそうです。
posted by kamapat at 00:32 | 国際連帯
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