2008/12/10

対市、対府緊急行動と抗議文賛同のお願い

大阪府・市の年末年始対策である南港の「臨時宿泊所」の入所年齢制限と期間短縮が強行されようとしています。年齢制限(40歳未満の労働者は入所できない)は昨年、突然打ち出されたものであり、私たちは昨年から入所制限に抗議してきましたが、今年はさらに入所期間の短縮まで行なおうとしています。
全世界規模での雇用情勢の悪化と連日報道されている派遣労働者の首切りなどによって職を失った労働者がこの年末にも路上に追いやられるかもしれない、また釜ヶ崎や野宿を強いられている仲間にとっても仕事の激減、アルミ缶買取り値段の急落などでこの年末年始は今までにない厳しいものになろうとしています。この情勢下での府・市の「臨時宿泊所」の年齢制限と期間短縮は、野宿・日雇労働者の生存のための事業の削減であると考えています。
私たちは府・市の臨時宿泊所の年齢制限と期間短縮に抗議するために、12月12日(金)に緊急行動を行なう事にしました。ぜひとも多くの皆様に緊急行動への参加を呼びかけたいと思います。
また、緊急行動の際には以下の抗議文を府・市に提出したいと思います。

緊急抗議行動 12月12日(金)朝8時半〜大阪市役所前(対市行動終了後府庁舎に移動します)当日の行動については上記釜ヶ崎医療連絡会議または釜ヶ崎パトロールの会(090-8380-0269 内山)までお問い合わせ下さい。

以下抗議文です。
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抗議文
大阪市長 平松邦夫殿
大阪府知事 橋下徹殿

大阪府、大阪市による越年対策縮小に強く抗議する。

大阪府、大阪市が越年対策として毎年行なってきた、大阪南港における臨時宿泊所(以下、臨泊と略す)事業について2点の縮小案が大阪市により提示されている。1点目入所期間を1月5日早朝までとする期間短縮であり、2点目は昨年度に引き続き40歳未満の労働者を臨泊入所から排除するという年齢制限である。今回の抗議文の呼びかけ団体である、私たち5団体(釜ヶ崎キリスト教協友会、釜ヶ崎パトロールの会、全港湾建設支部西成分会、釜ヶ崎医療連絡会議、野宿者ネットワーク)は、2008年11月26日、大阪市と2008年度の越年対策について話し合いを行った。その話し合いの場で明らかにされた越年対策縮小の理由は、1つには、若い人たちには、なるべく自立してもらいたいという、大阪市の一方的な「思い」と、もう1つには、経費節減という「財政問題」からであった。

 しかしながら、いかなる理由で弁明しようとも、大阪府、大阪市による今回の越年対策縮小案には全く正当性がない。いったいどこに越年対策を縮小できるような条件があるというのか。

 釜ヶ崎における求人動向は悪化の一途をたどっている。金融不況突入以前の段階においても求人数は現金、契約ともに前年度と比較して20パーセント、30パーセント減という状況にあった。ここにさらに現下の不況が追い打ちをかける。アルミ価格の値崩れがとまらない。キロ当たり160円という買取り価格がほんの2,3ヶ月の間に半値以下になったのだ。働きながら生きる条件がことごとく掘り崩されている。なぜ、あえて今、対策期間を短縮しなくてはならないのだ。許されるわけがない。

こうした苦境は釜ヶ崎、野宿状況にある労働者にとどまらない。「派遣切り」が数万人単位でおこなわれつつある。厚生労働省調査によっても来年3月までに非正規雇用労働者3万人が失業すると予測している。しかもこの年の瀬に「派遣切り」が集中して進行しつつある。比較的若い労働者であったとしてもこのような状況に個人的に対処できるものではない。政府でさえ雇用保険受給要件の緩和など「門戸」を広げる事で現状に対処しようとしている。40歳未満と言う形で「門戸」を狭め、一律に越冬対策から排除するなど状況への逆行であり暴挙といわざるをえない。

 全世界で雇用対策、生活対策が問題となっている。東京、名古屋でも例年どうりに越年対策は実施される。ただ大阪府、市のみが越年対策縮小という暴挙を強行しようとしている。こうした府、市のありかたは生存権どころか「生存」そのものの軽視と断ぜざるをえない。越年対策縮小に強く抗議するとともに、その撤回を求める。
2008年12月12日(金)
【呼びかけ団体】
釜ヶ崎キリスト教協友会
釜ヶ崎パトロールの会
全港湾建設支部西成分会
釜ヶ崎医療連絡会議
野宿者ネットワーク
posted by kamapat at 14:53 | お知らせ
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