大阪市長 関 淳一殿
大阪市ゆとりとみどり振興局局長殿
大阪市西部方面公園事務所所長殿
大阪市東部方面公園事務所所長殿
大阪市西成区太子2−1−2
釜ヶ崎医療連絡会議気付
失業と野宿を考える実行委員会
06−6647−8278(TEL/FAX)
抗議申し入れ書
2006年1月5日、靱公園のすべてのテント(約20軒)、大阪城公園の一部テント(約3軒)に対し、大阪市が行政代執行による、強制排除の手続きを開始した。我々は、この大阪市の行為に対し、怒りを持って弾劾すると共に、早急に強制排除の手続きを撤回し、今回の強制排除の対象になっている靱公園及び大阪城公園の労働者との、真摯な話し合いに応じることを強く申し入れる。
昨年に入ってから、大阪市は、市内各地の公園で野宿生活を余儀なくされている労働者に対し、「公園工事」を理由として、執拗に、公園からの退去を労働者に強要して来た。この動きに対し、今回の靱公園や大阪城公園の労働者は、あくまでも、話し合いによる解決を粘り強く模索し続けていたのである。しかしながら、今回、強制排除の手続きを開始したという事は、「公園工事」なるものは、まさに口実に過ぎないと言う事が、誰の目にも明らかになった。
ともかく、大阪市よ!!。覚えて置くが良い。君達が、これから、行おうとしている強制排除という行為は、全ての人権の基本である、居住の権利を破壊する事であり、この様な行為は、未来永劫に渡って許されるべきものではない。いずれにせよ我々は、今回の強制排除の動きに対し、一歩も引き下がる事なく最後の最後まで、多くの仲間と共に闘っていく決意である。
ともかく、大阪市よ!!。早急に強制排除の手続きを撤回せよ!!。
以上、怒りを持って、申し入れる。