同日、靱公園でもこれと同じ代執行令書が配布されたと思いますが、大阪城公園のその時の様子を簡単に報告します。
9時過ぎから、我々数人の支援者は対象テントのひとつで抗議プラカードなどを作っていましたが、午前9時半を少し回った頃、公園職員約30名と警官10名ほどが報道カメラ(朝日放送)を連れてやってきました。その対象テントの住人は不在でしたが、無人のテント内に向かって執行予告を読み上げ始めたので、こちらも抗議の声をあげました。
もうひとつのテントでは警官がそこにあった住人の毛布を踏みつけたので、それも抗議しました。言うまでもなくそれは生活必需品であり、法的にも所有者の財産です。それを土足で踏みつける行為は、そこにあるものをゴミ扱いする意識が丸出しで、それ自体不法な行為ですが、謝罪はありませんでした。公園職員の中には、支援者の1人が持っていたプラカード類を、「そんなもの立ててもすぐ外すからな」とせせら笑っている者もいましたし、職員も警官もやくざまがいの言動をする者もいて呆れました。
また公園職員がビデオカメラを2台回していましたが、警察がそれをするならまだしも、公園職員がそれをするのもおかしな話だし、責任者らしい警官が「採証しとけ」と勝ち誇ったような不遜な態度で放言していたり、職員が「公布執行妨害やぞ」などとワケの判らないことを言っていたのも印象的で、そこに行政と警察の依存関係も強く感じました。
一方で、一度にあんな大勢であんな態度で来られたら本当にいやだろうな、と
当事者たちのそれぞれの思いも改めて考えさせられ、また権力を後ろだてにした人間のいやらしさも見た思いがしましたが、とにかく仕事が終わったらさっさと帰れ、と追い返しました。
プラカードにも描きましたが、大阪城公園は「冬の陣」真っ最中です。
「今日、行われたんですね…」は、代執行令配布のことです。