とりあえず以下を。
<1/30当日>
・団結テント排除後、1人がガードマンに突き飛ばされて足を骨折。そのまま救急搬送され、31日に手術。全治1ヶ月の重傷。
・ほか2人が救急搬送。その他、打撲など軽傷が複数名。
・当初、団結テントから排除し、その後各テント・小屋を撤去する予定だったが、こちら側はスクラムで長時間にわたり団結テントを守り抜く。
・膠着状態となり、大阪市は責任者が「想定外の事態」と報道陣にコメントするなど焦る。
・こちらはくりかえし市に対し「まだ間に合う、話し合いを」と要求するも、大阪市は全く無視。
・団結テントに大半を釘付けにしたままで、周りの個別テントから撤去するという卑劣な行動に出る。
・自分の家を、最後まで見届けたいという思いで小屋に残った仲間(それぞれに、支援の仲間が付き添う)を、市職員は立会いすら認めず排除。
・うつぼより早い段階で排除されてしまった大阪城の仲間たちも、うつぼへ合流。ともに座り込みへ。
・前日、扇町公園にうつぼの仲間受け入れのために設置したテント4軒が、北部方面公園事務所により早朝撤去されてしまったことが判明(代執行の手続きすらなし!)。
・また、西成公園でもテントを囲むフェンス設置が強行された。リヤカーの通行ができなくなるなど、生活の危機。
・そして、泊り込みで抗議行動に参加していた、西梅田公園の仲間のテント1軒も同時に北部職員によって撤去されたことも判明(住人が複数いるなかで彼のものだけ。抗議行動参加に対する報復と思われる)。
・大阪市は当初、ごく狭い取材許可区域を設定し(報道の自由の侵害!)、厳密に報道管制を行おうとしたものの、完全に失敗。一方で公安警察が記者に対し「やめろ」などと暴言を吐く。
・大阪市、まったく公安警察の言いなり。テントを潰す順番、団結テントから離れたところで抗議する仲間の公園外への排除など、随時「指導」を受け、そのまま従っていた。
・公園外への排除は、手足をつかみ有無を言わさず強引に引きずり出すというもの。
・嬉々として排除を行う職員がいると同時に、排除されたあと、フェンスの外から涙ながらに抗議する仲間に対し、うつむいて顔をそむける職員もいた。
<1/31>
・扇町・西梅田の撤去の件につき、北部方面公園事務所へ向かう。通常の対応と異なり、大量の職員が入り口を封鎖。中に入ろうとするとすごい勢いで押しかえす。突き飛ばされ、顔を殴られた仲間も。混乱のなかで扉のガラスが割れる。
・「責任者を出せ」と要求。所長・副所長がやっと話し合いに応じる。
・通常であれば、たとえ放置されている荷物であっても張り紙をし、一定期間が経過したのちにそのままであれば保管する、という対応を行っていた。にもかかわらず、今回即時撤去したのはなぜかと聞く。
・「人が住んでいないと判断したから撤去した」などと支離滅裂な対応。
・どのような法的根拠に基づき撤去したのか、という問いにも満足に答えず。
・とりあえず、撤去した物件を返却させ、人が住んでいるテントについては即時撤去はしない、ということを確認し撤収。
・のち、大阪市庁へ移動、代執行に対する弾劾と、住民登録裁判地裁判決への控訴に抗議する行動。
・のち、「傷害」罪で逮捕され、西署に勾留されているYさんへの差し入れ・激励行動へ。
<靱自治会長Yさん逮捕について>
大阪市・マスコミは「ホームレスによる暴力事件」を強調・演出しようとしていますが、冬のさなかの行政代執行による強制排除という、野宿者を死の淵に追いやる大阪市の暴力行為に対する抗議のなかで起こった事態であるということを確認していきたいです。
大阪市は密室状態をつくりだすため、私たちの抗議にもかかわらず、フェンスを閉めてチェーンで縛りつけようとしました。そのチェーンによって負傷した職員は、血を自分の手で塗り広げ、カメラに向かって「撮ってくれ」と言わんばかりのポーズを取っていました。
私たちには、Yさんを責めることなどできはしません。
いつも靱の仲間の未来を気にかけ、元気いっぱいだった彼が、一刻も早く解放されるために、可能な限り取り組んでいきます。