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まさにこれは住居喪失者の選挙権と人間の尊厳を守る闘いに対する予防弾圧に他ならないと思います。
大阪府警の横暴に断乎抗議します。
震災・津波そして原発事故という人災によって多くの人々が命を落とし、傷つき、住居喪失という苦難に曝されています。
死者行方不明者合わせて約3万人。避難民がなお20万。
2003年初めて行われた「ホームレス全国調査」では全国のホームレス(住居喪失者)数は約3万。それから10年近く経ち数は減少しつつありましたが、累計すれば20万ほどのホームレスの人々が存在してきたことになります。
それと同規模の数の人々が一気にホームレス状態、住居喪失者になりました。
住居喪失者の選挙権をいかにして保護するのか、まさに国家的に問われているのが現在です。
そのなかで、住居喪失者の選挙権擁護の闘いに先進的に取り組んできた大阪のなかまたちに対する弾圧は、人災・天災いずれによるかを問わず住居喪失に苦しむすべての人々に対する弾圧にほかなりません。
改めて大阪府警の暴挙に抗議するとともに、即時釈放を要求します。
野宿者のための静岡パトロール事務局長 笹沼弘志