2007/01/31

1月30日申し入れ書

長居から報告です
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昨日の代執行令書の交付の際に、大阪市に渡そうとした申し入れ書です。
向かいの芝生で待機していたぼくらを無視して、令書の交付は小屋に向けておこなわれました。千坂ゆとりとみどり振興局担当課長と私は三度目が合ったのに、完全に無視でした。
令書をもってきた職員の前で毅然と読み上げたSさんのうちの前に貼りだした申し入れ書は、担当の職員がもって帰りましたが、千坂ゆとりとみどり振興局担当課長は、結局受け取りを拒否しました。
(以下)
大阪市長 関淳一様
大阪市経営企画室様
大阪市ゆとりとみどり振興局様
申し入れ書

 行政代執行の手続きをただちに中止してください。
 私たちは、争いではなく、話し合いを求めます。私たちがここにとどまり続けるのは、大阪市の用意する対策のいずれを選ぶこともできず、立ち退くにも行く当てがないため、立ち退くことができないでいるからです。大阪市も野宿者対策の不十分さは認識しているはずです。その結果が、現在においても700軒のテント・小屋がけで生活する野宿の仲間が今もい続けることに現れています。彼らはいずれも、私たちと同様に対策メニューを選ぶことができないでいる仲間です。
 一年前の大阪城公園・うつぼ公園での行政代執行以降も、日本橋公園や天王寺公園、恵美公園などで仲間が強制的な排除を受けました。私たちは、もう二度と強制排除を繰り返さないためにも、その対策の不十分さを生めるための話し合いを求めます。
 具体的には、私たちがここを立ち退いても生きていくことのできる移転先の提示を求めます。新たな場所で生活するに当たって、周辺住民の方にさまざまな配慮をする必要もありますし、場合によっては地域の自治会の方などと話し合いの機会も必要だと思います。そうした道筋について話し合うこともできると思います。

 また、私たちの仲間4人が提出した弁明書にも、返答をお願いします。私たちは弁明書についてあなた方から何一つ答えを聞いていません。新聞で「正当な理由はな
い」というコメントを見ただけです。これは、人間としてひどい扱いだと思います。

 私たちは「除却命令」「戒告」の手続きのとき、無用な対立をあおられるような事態を避けるため、向かいの広場で待機していました。あなた方は、私たちが広場にいることを承知の上で、私たちを完全に無視して小屋に向かって「Nさん、Nさん」などと話しかけていましたね。これもまた、人間をバカにしたひどい態度だと思います。私たちは人間ではなくモノですか?

改めて訴えます。脅迫まがいの説得ではなく、排除に向けた手続きではなく、生きていくための、人間としての話し合いを求めます。
行政代執行を止めることができないなら、この長居公園で最後にしてください。

以上、心から願い、申し入れます。
2007年1月30日
長居公園仲間の会
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posted by kamapat at 18:32 | 長居公園代執行