みなさま
既に報道などでご存じかと思いますが、釜ヶ崎解放会館などで住民登録している三千人ほどの住民登録が、大阪市によって3月2日には抹消される予定となっています。
そのことに抗議して、私たちは昨日の午前中に全国集会をもったあと、大阪市に対して申し入れ書を出し、市役所まえで座り込みを始めました。
住民登録を抹消するのは居住実態がないというのが理由だそうですが、これまで釜パトで取り組んで来た山内さん裁判の不当な高裁判決でもわかるように、公園のテントでは、実際に住んでいても住民登録を認めようとしません。
連絡先がなく、住民票がなければ、働くこともできません。失業保険の手帳も作れず、年金を受けとることもできないという無権利状態に置かれてしまいます。
市役所に来てください。この、釜ヶ崎労働者のたたかいを伝え広めてください。
住民票削除と闘う釜ヶ崎労働者は、昨日から市役所前での野営闘争に入りました。
毎日玄関前での座り込み、街頭情宣をしながら、共同炊事でメシを作り、共同作業で寝床を作っています。住民票を一方的に削除するという、とんでもない暴挙に対し、必死の抗議を続けています。
求めていることは三点。@住民票を削除するなA公開説明会をしろBどうしても解放会館から削除するなら、住民票を置ける代替措置をとれ、です。
先日の長居公園での強制排除、釜ヶ崎労働者からの一時金(モチ代、ソーメン代)の取り上げに続いて、関市政は野宿者・釜ヶ崎労働者を敵視する姿勢を強めています。
また、居住実態がないからということで住民票が削除されるなら、不安定な就労で生活も不安定にならざるをえない若者たちもまた、住民票削除の危機にさらされるわけです。貧乏人にはどんどん厳しい社会になってきています。
ともに、声をあげてください。