2007/03/30

強制削除を許さない

 今日、ついに2000人の労働者の住民登録が強制削除されました。
 議論もなし、調査もなし、対策もなし。ないないづくしで手続きだけ強行されました。
 事実上、野宿労働者など貧困のゆえに安定した住居をもたない労働者は、住民票を奪われ、選挙権を行使することもできなくなります。明日告示をむかえる統
一地方選は、貧困者を排除した明治時代の制限選挙となります。普通選挙は終焉し、投票用紙を金で買う時代をむかえたということです。
 日雇労働者の一時金取り上げや、長居公園の強制排除に続く、日雇・野宿労働者を敵視するかのような関市政の暴挙を許すことはできません。

 労働者らは明日から、奪われた住民票と市民権を奪い返す闘いに入ります。
 明日はさっそく、市役所の釜ヶ崎出先機関である市立更生相談所との団体交渉が予定されています(15時から17時、港区民センター(JR、地下鉄弁天町))。

 以下で、昨日の関市長の記者会見の様子を動画で見ることができます。
http://www.osaka-bbnet.jp/mayor/kaiken0328.html

 以下は、西成区の内部調査の中間発表を報じた記事です。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/news/20070327ddf041040014000c.html
 西成区の職員が解放会館などへ住民登録をすすめてきた事実を隠蔽する、悪質なでっち上げ調査です。また、西成区内部の調査のみであり、釜ヶ崎地内での労働者への調査はしていない、不公正な調査です。

 なお、市役所前での野営闘争は明日の午後をもって撤収します。ご支援ありがとうございました。
 引き続き、釜ヶ崎日雇労働者、野宿労働者の闘いにご支援、ご注目をよろしくお願いします。
posted by kamapat at 00:38 | 住民票・中之島野営闘争