11月1日(木)には公園東部をフェンスを設置して封鎖します。写真は封鎖エリアの剣先公園の、28日(月)の様子。
明日は監視に行きます。
この封鎖エリアでは、この春には約30軒のテント・小屋掛けがあり、アルミ缶労働者などの野宿の仲間が暮らしていました。
大阪城シェルターに入所したひとも少なくないですが、他の公園や河川敷に引っ越したひともかなりいます。昨日の時点で行き先の決まってないひとも数名います。彼らはあさってから、路上に叩き出されるより他に選択肢はありません。ホームレス特措法の改定論議が始まっていますが、いまなお五年前と何ひとつ変わらないこの状況!選択しようのない「選択肢」を示されて、結果叩き出されるならば、それは強制排除以外の何物でもない!
仲間からの聞き取りによると、「(公園事務所職員は)シェルターに入れって言うばっかりや。シェルターに入ったら生活保護を受けられるって。福祉の世話になる気はないけどな」「(巡回相談員は)自立支援センターの話しかしない」
「その辺で寝るんちゃう?」と閉鎖区域外の路面を指してあっけらかんと笑ってみせる仲間。
ある仲間は某公園に引っ越します。彼の家は角材でしっかり作られた立派なものですが、すぐに同じような新居を建てられるわけではありません。そこで「落ち着くまでの間」ということで、釜パトの倉庫にあるキャンプ用テントをもらってもらいました。
昨日は自分が暮らした小屋の解体作業をしていました。彼は憤りとやるせなさを笑顔で包んで語ります。「跡をきれいにして出ていくのが、せめてもの抵抗ですよ」
長居のような行政代執行は多くの人の目に触れますが、このような見えない排除が日々進行しています。市内のテント・小屋がけの数はピーク時2500の4分の1以下になっていると思います。これはおれたちにとっては、野宿しながらでも自力自闘の生活を営んでいける場所が失われているということです。
見えなくさせられた領域を可視化し、自らの時間と空間を勝ち取っていくのがおれたちの運動ならば、……!