ご覧の通り、私たちが到着した頃には警備員と大阪府警の制服警官、公安刑事がピケットを張っており、「デモ形態はダメだ!」「旗やプラカードをしまえ!」などと喚き散らしながら、また殆ど人通りがなく自分たちが混乱を招いているにもかかわらず「通行の邪魔や!」と叫んで露骨に妨害してきました。まあ、こうした妨害は毎度のことですが、いずれにせよ、こちらは日本警察や警備会社と対話しに赴いたわけではありません。あくまでフランス政府に要望書を提出しに馳せ参じたわけですから、大変に余計なお世話です。
ビル風の吹き荒ぶ谷間でいくら待てどもフランス領事館の代表ないしは職員が一向に出て来る気配がなかったので、仲間の一人が領事館に直接電話して確認したところ、「要望書は東京の大使館へ郵送しろ」との返事で一向に埒が開きません。
かつてメキシコ大使館はわざわざ出向いて要望書を直接手渡しで受け取ったのに比してサルコジ政権下のフランスはこの様です。
「自由と正義と博愛」を掲げた民主主義と市民革命の故郷の旗が泣いてます。