アニーさんは1日の午前から大阪城よろず相談所を訪ね、よろず相談所の仲間の案内で大阪城シェルターの見学、それから難波の宮の跡に野宿する仲間たちと交流し、午後からは西成公園の仲間たちと交流した後に夕方からは釜ヶ崎でのフィールドワーク、そして野宿者支援ネットワークの仲間の皆さんと一緒に夜回りを行い、2日の日曜日は私たち釜パト、扇町、梅田の仲間たちと一緒に扇町公園での「仲間の日」に参加され、仲間と一緒にカレーライスを食べてから衣料放出などの活動を手伝い、扇町公園の仲間にアルミ缶拾いの仕事内容をインタビューし、晩からはエルおおさかにて講演集会を行いました。講演集会では10月3日のパリ市銀行通り24番地における移民労働者などの190家族のパリ市警察と仏軍による強制排除と不当逮捕に抵抗した報告とフランス国内での様々な民衆による抵抗運動の紹介を中心に、それぞれ異なったスタンスから様々なかたちで協同しながら運動を展開していくといった提起をされました。
そして3日には、毎週月曜日に午後1時から開催している中之島女神像前での協同炊事にも参加され、一緒にサンドイッチを作りました。(この日は朝から雨天だったために、当初に予定していた手巻き寿司は中止!本当はアニーさんにも巻いて貰いたかったので、本当に残念でした…)
それにしても、予想通りのことでしたが、1日の朝から公安デカどもがアニーさんが泊まっていた釜ヶ崎の宿泊先から行く先々にピッタリと張り付き、陰険にアニーさんのストーキングをしておりました。私たちにとっては対して珍しくもない「捜査」方法と光景ですが、アニーさんの話によれば、フランスの公安は日本の公安のように遠方から顔を隠してコソコソと見張ったり尾行をするのではなく、ちゃんと「監視中」は名乗って自己紹介を行い、アクティビストに対しては決して陰険な態度で接することはないそうです。またフランスには公安の労組があるために公安刑事の自らに対する権利意識と他人に対する人権意識も高く、大阪府警警備部公安三課のように、何が何でも無理やりにでも罪をこじつけてデッチ上げて不当逮捕するような、非人間的かつ敵意むき出しな乱暴狼藉をはたらくようことはしないそうです。