2005/10/20

対ゆとりとみどり振興局抗議・要求書(2005/10/19)

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大阪市長
大阪市ゆとりとみどり振興局長

抗議ならびに要求書

 大阪市長・關淳一は、「市政改革を実行に移す節目で、自らの責任を明らかにし、改めて民意を問いたい」として、辞職して出直し市長選に出馬する意向を表明し、18日、「退職届」を提出した。第三セクターなど赤字のツケを福祉サービスの切捨てなど下層市民に押しつける一方で、相次ぐ職員厚遇問題に加え、業者や市職労とのいびつな癒着構造はすでに白日の下に曝された。助役時代の關自身の責任問題に及ぶや否やこれを放り出し、ぬけぬけと「出直し」とは厚かましい限りだ。「市長辞職」に行き着いた大阪市政は、5代にわたる市職のトップ(助役)が市長を独占する中で、もはや自浄能力を失っている。

 そのことは、つい先日、街路樹整備事業の入札妨害の疑いで「阪南造園」役員とともに大阪市ゆとりとみどり振興局調達係長・向井優(51)が逮捕されたことをみても、まったく明らかである。これが氷山の一角であることは言うまでもない。また、西区では靱公園周辺の一部地域住民の「意向」のみをタテに、2006年に開催される世界バラ会議大阪大会にあわせた「公園緑化運動」と称して、工事区画内にある野宿者のテントを移動させ木を切り倒し乾いた土の上に年中植え替えなければならないような植栽をせっせと業者を使ってやらせている。また、反対の陳情が多数であるにも関わらず、東園の土でできたテニスコートを破壊して、いまなお砂遊びに興じている。大阪城公園では、大型バス駐車場建設の為と称して、南側のテント群を次々に説得(という名の脅迫)して排除した。わずかに残った2つのテントに対してシェルター政策の破綻を覆い隠すように周辺をフェンスで取り囲み、そこで生活する人びとの切実な声を無視し、テント周囲の土壌を取り崩すなど執拗な嫌がらせを続け日々の生活を圧迫している。中ノ島公園でも、2008年「大阪サミット」開催地を想定してか同様の追い出し攻撃を激化させ仲間の生命と人権を脅かしている。西成公園では、再三にわたって「まともな対策」を要求してきたにも関わらず、工事を先行させることだけしか頭にない諸君らは生存権である「水問題」の解決案すら何も示せなかった。

 そして、この4つの公園をあたかもひとくくりにして、突如、10月、11月の末日までに公園から退去しろと一方的に迫ってきた。そこには人間が生き、生活を営み、働いている。それを平然と奪うと諸君らは宣告した。関西財界や癒着業者など一部受益者のみに依拠し、一貫して血の通わぬ市政を行ってきた諸君らを我々は決して許しはしない。路上へ追われた仲間の無念を決して忘れはしない。諸君らが現在各公園ですすめている説得という名の脅迫に我々は断じて屈しない。以下、我々もまた、諸君ら大阪市政に通告する。


1.諸君ら市政は工事が工事がという。が、これらが憲法で保障された生存権を否定してでも進めなければならないような工事ではないことは明白である。ただちに白紙撤回せよ。

2.人間の営みを踏みにじり、排除しなければならない工事などは人間不在であり、市政に不要である。市政が率先して人間の尊厳を第一に掲げた工事哲学を事実行為で示せ。

3.各公園では、西成公園を先行事例とし、大阪国体(1997年)期での対公園当局交渉以来、お互いの意見をきちんと聞き、妥協点を紡ぎ出す知恵をお互いが持っていた。知恵を取り戻し、話し合いのテーブルにつけ。

以上。

2005年10月19日
失業と野宿を考える実行委員会
連絡先:大阪市西成区太子2−1−2 
釜ヶ崎医療連絡会議気付
posted by kamapat at 02:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | 資料
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