2008/10/04

大阪市建設局西北工営署が排除

081003_2315~0002.jpg081003_2315~0001.jpg


081003_2314~0001.jpg
いつもパトの帰りにビラを配布している新御堂筋降下の梅田オレンジビル近く。
かなり以前から四名の仲間が寝ていましたが、従来からあった一名の仲間のダンボールハウスが大阪市建設局西北工営署によって10月3日付で撤去され、ご覧のようにガードフェンスが設置されておりました。
この建設局西北工営署は数年前に梅田のバス停で寝ていた仲間の荷物を勝手に撤去して、なんと当日に焼却処分してしまった乱暴で冷酷な連中です。
この様に、少し目を離している隙に撤去がコソコソと実行されてます。
気をつけなければ!
posted by kamapat at 11:50 | 反排除

2008/01/15

中之島公園の排除

080115_0952~0001.jpg



















080115_0918~0001.jpg














中之島公園の仲間が今日を期限に排除された。常時7名が暮らしていたほか、流しの仲間がベンチで体を休める貴重な場所だった。難波橋から東のバラ園以東〜阪神高速下のエリア。
ひとりはアパート確保、ふたりは近所の公園になんとか小屋を建てて引っ越し、4人は周辺の路上で野宿。「人間はどうにでもなるけど荷物(の置き場)が(困る)な」
写真は運び出す荷造りをする仲間。家財道具と家族同然の犬を詰め込んだリヤカー。

11月1日づけで封鎖された高速より東の剣先公園周辺エリアも含めると、約40人の仲間が追い出された。

日常的に進行しているこの事実上の強制排除こそが、ホームレス特措法体制の正体だ。

京阪延線による新駅建設に伴う公園整備工事のためだが、中之島周辺の総合的な観光化プロジェクトが背景にあります。
こんなふざけたイベントも。
(以下)
大阪・中之島でビーチバレーの国際大会 今年5月に開催
2008年01月08日

 大阪のビジネス街・中之島に、海辺の興奮がやってくる――。ビーチバレーのワールドツアー日本大会が、5月21〜25日に大阪市北区の中之島公園上流部で開催されることが8日、発表された。大会関係者は「水都・大阪を世界にアピールする絶好の機会」と意気込んでいる。

 仮設ビーチに敷きつめる砂は、淀川の浚渫(しゅんせつ)工事で出た土砂をふるいにかけ、国際大会の基準に適合する品質を確保する。すでに見本の砂は、カナダの研究所での審査をクリアしたという。主催者によると、コート5面を設営するため、2トントラックで約300回の運搬を繰り返して砂を運ぶことになる。メーンスタンドには3千人の観客席が設けられる予定だ。

 この大会は、国内で今年開催される唯一の国際バレーボール連盟主催大会。8月の北京五輪の予選も兼ねている。主催者によると、日本の市街地でビーチバレーの国際国際大会公式戦が実施されるのは初めてという。

 記者会見に出席したシドニー五輪4位の佐伯美香選手(36)は「背広姿の人が通う場所でビーチバレーをするのは楽しみ」。浅尾美和選手(21)は「北京への出場の可能性が広がるよう、大阪で頑張りたい。こんな都会プレーできるのはうれしい」と話した。
posted by kamapat at 18:43 | 反排除

2007/11/09

中之島排除を受けて

071108_1428~0001.jpg昨日、また中之島の様子を見に行きました。フェンスで封鎖されたエリアに小屋を構えていた労働者のひとりが、公園内でボンボンベッドで休んでいます。リヤカーに家財道具を全部積んで。
体調は「どうもない」とのことですが。
posted by kamapat at 21:34 | 反排除

2007/11/01

監視行動報告

071101_1101~0001.jpg中之島公園のバラ園から東の封鎖作業が終わりました。
小屋を持っていた仲間は全員「自主退去」。何人かたびたび様子を見に来てて、監視しているぼくらとも挨拶を交わしました。
写真は高速下のフェンス設置作業。

数名は別の場所に小屋やテントを建てて引っ越しましたが、少なくとも1人は、荷物全てをリヤカーと台車に乗せて、街をさまようことになりました。
彼は今日も最後までフェンス脇に立って、知り合いの仲間と話しながら、中をぼんやり眺めていました。

小屋を持たないで高速の下に寝ている仲間が一人いて、寝床でがんばっていましたが、公園事務所やぼくらもなかなか話ができなくて難儀しましたが、最終的に、やってきた巡回相談員の「説得」を受けて救急車で入院しました。今後、差し入れや面会をしていくつもりです。
周辺の小屋の仲間ともあまりコミュニケーションを取らず、メシは自分でなんとか調達していました。畳の上にあがるならいいんですが、野宿に戻るならエサ場をよく知っているこの辺りじゃないと無理、とは近所の仲間の言。
今朝、公園事務所は「(フェンスの)外に移動してもらえば後は他のひとが見てくれるやろ」と言ってました。(封鎖エリア内には元々露宿の仲間が3人いて、彼らはフェンス外の別の場所に移動した。「他のひと」とはその彼らのこと。)「ブルーシートでもかけて」とも。抗議して救急車と巡回相談員を呼ぶことを約束させましたが、ぼくらが監視に来てなかったら、抱えあげてポイしてたんじゃないか!余所の排除でも同様にやってるんじゃないか!
posted by kamapat at 21:19 | 反排除

封鎖の様子

DCF_0050.JPG封鎖の様子です。
posted by kamapat at 11:59 | 反排除

監視行動報告

監視行動中。
わたしは封鎖されるのは中之島ぜんぶだと勘違いしていたのですが、いちばん東側のバラ園より先の、剣先公園っていう一帯だけらしい。ほぼ封鎖は終わっています。
小屋が2軒残ってたけど、住人は全員出て行ったらしいです。
のですが、小屋を持たないで高速の下に寝ている仲間が一人います。きのうも公園職員に出て行くと言ってたらしいのですが、今日も居て、寝たままでコミュニケーションがとりにくい。体調も悪そうなのでいったん救急車を呼んだのですが、本人は行きたいと言わない。で、救急車は帰っていきました。
が、そのまま放置するわけにもいかないのは、公園職員にも分かりきっていて…
手渡したスポーツドリンクは少し飲んでくれましたが、お菓子やパンなどは食べてはくれませんでした。
いまは巡回相談員を呼んだので、それを待ってるところです。
posted by kamapat at 11:49 | 反排除

2007/10/31

中之島公園「せめてもの抵抗」

CA340042-0001.jpg大阪市役所のお膝元の中之島公園での強制追い立てが明日になりました。地下鉄延伸に伴う公園整備工事を理由としています。大阪市のホームページにこの工事についてのパブリックコメントと市の回答が掲載されています。野宿者に関する意見と(私のも含む)大阪市の回答もあります。(google検索「大阪市」→パブリックコメント)

11月1日(木)には公園東部をフェンスを設置して封鎖します。写真は封鎖エリアの剣先公園の、28日(月)の様子。
明日は監視に行きます。

この封鎖エリアでは、この春には約30軒のテント・小屋掛けがあり、アルミ缶労働者などの野宿の仲間が暮らしていました。
大阪城シェルターに入所したひとも少なくないですが、他の公園や河川敷に引っ越したひともかなりいます。昨日の時点で行き先の決まってないひとも数名います。彼らはあさってから、路上に叩き出されるより他に選択肢はありません。ホームレス特措法の改定論議が始まっていますが、いまなお五年前と何ひとつ変わらないこの状況!選択しようのない「選択肢」を示されて、結果叩き出されるならば、それは強制排除以外の何物でもない!

仲間からの聞き取りによると、「(公園事務所職員は)シェルターに入れって言うばっかりや。シェルターに入ったら生活保護を受けられるって。福祉の世話になる気はないけどな」「(巡回相談員は)自立支援センターの話しかしない」
「その辺で寝るんちゃう?」と閉鎖区域外の路面を指してあっけらかんと笑ってみせる仲間。

ある仲間は某公園に引っ越します。彼の家は角材でしっかり作られた立派なものですが、すぐに同じような新居を建てられるわけではありません。そこで「落ち着くまでの間」ということで、釜パトの倉庫にあるキャンプ用テントをもらってもらいました。
昨日は自分が暮らした小屋の解体作業をしていました。彼は憤りとやるせなさを笑顔で包んで語ります。「跡をきれいにして出ていくのが、せめてもの抵抗ですよ」

長居のような行政代執行は多くの人の目に触れますが、このような見えない排除が日々進行しています。市内のテント・小屋がけの数はピーク時2500の4分の1以下になっていると思います。これはおれたちにとっては、野宿しながらでも自力自闘の生活を営んでいける場所が失われているということです。

見えなくさせられた領域を可視化し、自らの時間と空間を勝ち取っていくのがおれたちの運動ならば、……!
posted by kamapat at 22:20 | 反排除

2007/08/08

中之島公園整備11月着工 野宿者完全退去求める

大阪日日新聞が報じています。

中之島公園整備11月着工
野宿者完全退去求める(大阪日日新聞7月28日)

 中之島線開通にあわせた中之島公園(大阪市北区)の整備をめぐり、大阪市は27日、基本計画を策定し、11月をめどに着工する方針を明らかにした。園内や敷地周辺で青テントなどを張って生活しているホームレスについては、着工前に全員の退去を求めていくという。
 計画によると、公園は水都大阪の新名所「中之島水上公園」と位置づけ、中央公会堂などの歴史的建造物や水と緑を生かした再整備を掲げている。11月の着工予定で2009年3月末までに改修対象の4.7ヘクタールのほぼ全域を完成させる。
 市ゆとりとみどり振興局緑化推進部によると、ホームレスらが生活しているテント・小屋は、公園敷地内や川べり、橋の下などに約30設置されている。市の福祉施策などを紹介し「立ち退きの協力を求める」巡回を週3回以上実施しているといい、設置数は減少傾向にあるが、着工前の全員の退去については予断を許さない状況だ。
 また園内の戦争遺構・通報艦「最上」の一部については、市に寄贈された経緯などもあり、解体には否定的だが、さびなどで保存状態が悪く、「危険性の観点」から移転を検討しているという。
(以上)

まだ間に合います。「排除するな」の声を市に!

大阪市ゆとりとみどり振興局 緑化推進部整備担当
 電話:06-6615-0973
 Fax:06-6615-0989
大阪市経営企画室 経営企画担当
 電話 06-6208-9722
 Fax 06-6202-5620
 メール ab0001@city.osaka.lg.jp

**********

 以前の新聞記事はこちら。
■ ホームレス退去要求へ 中之島公園改修で大阪市 (4月18日)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200704/news0418.html#04182

 やつらが中之島でやりたいこと=追い出しの目的はこちら
■ 水都大阪2009基本計画決まる 中之島公園中心に展開 (5月8日)
http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/200705/news0508.html#05083

**********

 ちょっと前に「中之島公園再整備基本計画」が策定され、公表されています。PDFファイルで入手できますが、役所に行けば紙媒体のものも置いてあるはずです。
http://www.city.osaka.jp/yutoritomidori/topics/info/park/20070727.html

(その記述がコチラ)
 大阪市では、現在工事中である中之島線の開通にあわせて、中之島公園が水都大阪の顔にふさわしい、水とみどりが調和した快適な公園となるよう再整備を行います。再整備にあたり、平成19年4月に「中之島公園再整備基本計画(案)」をとりまとめ、この基本計画(案)に対するパブリック・コメントを平成19年4月2日(月)から5月1日(火)まで実施し、32名の方から30種延べ107件のご意見をいただきました。
 このパブリック・コメントの結果を踏まえ、去る平成19年6月29日(金)に、中之島公園再整備有識者懇談会を開催し、有識者の方々に「中之島公園再整備基本計画(案)」についてのご意見を伺いました。
 このたび、パブリック・コメントの結果及び中之島公園再整備有識者懇談会でのご意見を参考にし「中之島公園再整備基本計画」としてとりまとめました。今後は、この「中之島公園再整備基本計画」に基づき、水都大阪の新名所となる“中之島水上公園”の創出に向けて再整備を進めます。
 
〔今後のスケジュール〕
 平成19年秋   工事着手
 平成20年度末   工事概成(予定)
(以上)

**********

 ここにはパブリックコメントに実施結果も掲載されています。
 以下のような「排除」を求めるコメントが8件、「強制排除するな」のコメントが私も含めて2件とされています。
○女性や子どもが安心して利用できる公園となるよう、野宿生活者対策をしっかりしてほしい。
○川(船)や対岸から中之島を眺める視点や舟運観光をアピールするためには、水辺の青テントは大きな課題である。
○公園の周辺も、たくさんテントがはってあり、周辺対策もあわせて実施すべき。

 以下のようなコメントもありますが…。
○野宿労働者を強制的に排除するようなやり方で計画を進めないように、配慮をしてほしい。野宿者と日常的に接している部局と、計画段階から緊密な連携を取り、野宿者の人権を侵害しない形で慎重な対応をすべき。
 さらに、計画の策定にあたっては、決定前の段階での野宿当事者や支援団体との話し合いをもったうえで進めてほしい。以上のような対応のない場合、火急の事案でもない整備計画の凍結・中止を求める。

 これへの回答が以下。バカにしちゃってるわ。
○大阪市では、日々の巡回監視をするなかで、公園でテント等を設置して生活することが違法である旨の注意及び撤去に向けた指導・勧告を行っていますが、野宿生活者問題は、テント等の撤去だけで解決する問題ではなく、個々の事情にあった対策を行う必要があると考えています。
 中之島公園の再整備にあたっても、福祉部局等関係機関と連絡調整を行いながら、個々の野宿生活者に対し、就労へ向けた自立支援センターへの入所の誘導や健康状態によっては、福祉施設等の紹介を行っておりますが、今後とも、引き続き、関係部局と連携を図りながら、野宿生活者の自立支援に向けた取り組みを推進してまいります。
(以上です)
posted by kamapat at 15:56 | 反排除

2006/12/17

野宿者の強制排除に反対し、長居公園テント村の存続を求める署名

現在、長居公園で、炊き出しや相談活動の中心となってきたテント村が強制排除の危機にあります。
公園整備工事のため、2006年の年末までに撤去するようにという警告が、テント村に出されているのです。
2007年の夏には、長居公園で世界陸上の大会が行われます。
その前にテント村を撤去してしまおうとしていると思われます。
私たちは、この動きに対して、強制排除に反対し、社会保障費用の縮減に反対する署名を集めています。
去る12月1日、大阪市長あてに、これまでに集まった2007筆の署名を提出しました。
ですが、その後もテント村には、12月31日までに撤去するようにとの警告が行われています。
署名は、強制排除の危機が去るまで(あるいは強制排除されるまで)集め続けます。
ご協力をお願いします。
署名用紙は、こちらからダウンロードできます。
http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/stop_eviction/lst?&.dir=/%a5%de%a5%a4%a5%c9%a5%ad%a5%e5%a5%e1%a5%f3%a5%c8&.src=bc&.view=l
posted by kamapat at 11:20 | 反排除

2006/09/20

扇町報告(2006/9/19)

前回、9月1日の北部方面公園事務所の張り紙によると先週金曜が「撤去期限」。

連休明けの今日(19日)は、昨日の長居大輪まつりからそのまま来てくれた人々など含め、約50名が扇町に結集しました。はるばる名古屋や東京から来てくれた仲間も。

が、しかし朝は警察含めて動きなし(前回と前々回は、9時30分頃に警察と一緒に数十名で押しかけてきた)。
警戒しつつも、模造紙や布に寄せ書きを書いたりしつつ待機。

昼前まで待ったうえで、「どうするつもりなのか質しにいこう」とみなで北部方面公園事務所へ。

事務所前には、大谷副所長がなぜかひとり。入り口から入ろうとすると、中からあわてて職員が出てきて乱暴に押し返してくる。ビデオ撮影する職員も。相変わらずの対応にあきれはてる。

「話し合いはする」との副所長の言葉に応じ、公園事務所の前で話し合いを持つ(数年前は中の会議室で皆で交渉していたことを思うと、不本意ではありますが)。

副所長は「公園管理者としての立場から撤去を要請する」「所有者が誰か特定しようとしてきた」など、おうむ返しの返答を繰り返し、抗議の声が次々にわきおこる。

この間、扇町を含めて大阪キタ各地での撤去攻勢の陣頭に立ってきた谷口係長がいきなり後ろからマイクでがなりだし、話し合いを妨害しようとしてきたが、集中的な抗議を受けて退散させられる場面も。

紆余曲折の末、副所長から「今週中は撤去勧告も強制撤去もおこなわない」「来週以降は、自主的に撤去するよう繰り返し説得する(=いきなり強制撤去はしない)」「勧告に行く際は、数十人ではなく多くても四、五人程度で行く」との言質を取る。

言質については、一応の成果といっていいかと思われます。
しかし、6年前から存在してきた本部テントに対し、最近いきなり態度を急変させ、警察と一体化して脅迫じみた「撤去勧告」攻撃を行ってきたことなどについて、十分な釈明や謝罪はありませんでした。今日の話し合いも公安警察が取り囲むなかで(公園事務所からの通報を受けて来た、とのこと)行われ、とても信頼関係が築けるような状況ではありませんでした。

追及のなかでも出ましたが、おそらくホームレス特措法の評価年である来年をふまえ、点数をかせいでおきたい思惑があるのではないかと考えられます。現状のゆとりとみどり振興局内では、テントをつぶせばつぶした分だけ評価されるという仕組みになっているようです。また公園の「指定管理者制度」が推進されていくなかで、公園業務はどんどん民間委託され、事務所職員の数は大幅に減らされようとしています。個人の立身出世だけではなく、組織としての生き残りをかけての野宿者排除でもあるのでしょう。

しかし、おなじ労働者を踏みつけにし、リストラ・首切り・福祉切り捨て・競争至上の新自由主義そのものである關市長の「市政改革」に真っ向から対決することなく、むしろ尻尾を振って生き残っていくことに、後ろめたさはないのでしょうか。

路上やテントで生活せざるをえない仲間たちの生活を妨害し、破壊することは「公園管理業務」でもなんでもありません。

公園事務所職員がやるべきことは、都市公園法に優先する野宿者の生存権をみとめ、失業と貧困の問題について大阪市が全体として責任をとり、まともな対策を出すよう現場から要求していくことではないでしょうか。

公園事務所職員ひとりひとりに、今後もこのことを問うていきたいと思います。

(ヤクザまがいに怒鳴ったり押してきたり、こそこそビデオ撮影したり、野宿現場をまわって脅したりなだめたりすかしたりが大好きな一部の職員たちには、私たちは幻想は抱いていません。いっそ警察に転職したらどう?)
posted by kamapat at 00:50 | 反排除

2006/09/03

本部テントについて続報

ご心配いただいてメール・電話をくださったみなさま、ありがとうございます。
報告がおくれてすみません。

9月1日は朝9時30分頃から北部方面公園事務所職員16名、警察35名がやってきました。こちらは50名の仲間が結集し、「何しにきたんだ!」と抗議。

前回と同様、
(こっち)「ちゃんと話し合ってください」
(北部)「所有者は誰ですか」
(こっち)「(副所長に)あなたが責任者でしょ、ちゃんと指揮とって、話し合いなさいよ」
(北部)「所有者は誰ですかー!」

と、会話自体ができない状況。
張り紙を貼ろうとしたが果たせず、なぜか公安が「もう退かせるから!」と介入し指揮を取り、10分足らずで北部は帰っていきました。

その後はひきつづき警戒しつつも、あつまった野宿の仲間、支援の仲間でかんたんに交流会を持ちました。
前日の雨とうってかわっていい天気で、キャッチボールをする人々も。

そして北部は夕方に再度、張り紙をしに来ました。「9月15日までに除却せよ」という内容です。今度は「所有者」と「管理者」という表現をつかっていますが、所有者も管理者もいないのであしからず。寝泊まりしている仲間はもちろんいるけど(この6年間のように)、みなで建てて自治自主管理です。

15日(金)が期限なので、次回はおそらく連休明けの9月19日です。
posted by kamapat at 11:35 | 反排除

2006/08/29

扇町公園でのテント排除

扇町公園の大阪キタ越冬実本部テントの件で続報です。

テント改修中に公園事務所に「8月24日までに撤去せよ」という張り紙を張られ、翌25日は朝からみなで扇町で待機。扇町、梅田の仲間のほか、西成公園や釜ヶ崎からも駆けつけてくれました。

9時を過ぎてしばらくすると、公安警察らしき私服の人物が2、3名近くをうろつきはじめました。9時30分過ぎ、公安の数がどんどん増殖。30名ほどに(近くで機動隊車両も待機)。その後ろから青い制服を着た北部方面公園事務所の職員がぞろぞろとやってきました。人数は20数名というところ。

20060825_1.jpg

20060825_4.jpg

ビデオカメラで撮影する警察に取り巻かれ、大谷副所長の指示で職員が本部テントにまた張り紙をしようとする。こちらと話し合う意図などまったくなし。テントの採寸をはじめ、こちら側をビデオ撮影するなどかなり挑発的。

20060825_2.jpg
(※市職員は「公務中」なので肖像権は保護されません)

責任者である大谷副所長に「何しにきたんだ」と抗議すると「所有者を確定しにきた」とのこと。

まわりにいた皆で「所有者はみんなだ!」というと、「じゃあ名簿を出してください」。

「過去・現在・未来にわたって多くの野宿の仲間が寝泊まりしてきたし、今後もそうだろう。野宿を強いられる仲間が大阪にいつづけるかぎりこの場所は必要だ」
→「じゃあ過去・現在・未来の名簿を出してください」と、話にならない。

「8月31日までに撤去せよ」という以前と同じ文面の張り紙を張られ、写真を撮られる。

20060825_3.jpg

職員が大量に押しかけ、べたべたと目立つ張り紙をテント=住居に張っていくという行為は脅迫同然であり、また居住者に対する差別や偏見をあおるものだ。用があるなら、手渡しするか、文書を封筒に入れるなどして置いていけばいいはずだ。

汐見橋の野宿者テントへの張り紙に対し、「人権侵害である」として大阪弁護士会が今年7月に出した大阪市への勧告をまったく無視する行為である。
そのことを追及すると、「(弁護士は)関係ない」「人権侵害ではない」と開き直る。

張り紙のあと、後ろで待機していたクレーン車が出てくる。「テント禁止」との看板をくくったバリケード2台をテントの前に置く。つづいてフラワーポットもおろそうとするが、無理だと悟ったのか、あきらめて引き上げていった。

20060825_5.jpg

ポットは数十キロはあり、とても一人では動かせないもの。おそらく本部テント付近の通路を封鎖するために準備していたと思われる。クレーンでおろすつもりだったのだろうが、人に当たりでもしたら大ケガしかねない。バリケードともども、いやがらせのためなら税金を使ってなんでもやる北部方面公園事務所の態度は異様としかいいようがない。

20060825_6.jpg

翌土日の大阪キタ夏まつりの最中も、北部職員が何度か監視にきていました(休日ぐらい休めよ!)

次回は、8月31日の期限後、9月1日金曜になんらかの動きがあると思われます。


再三になりますが、今回の件は扇町公園テント村のうち1軒のみの撤去を北部が突然強硬に迫ってきているという、不可解なものです。

「人が住んでないから撤去する」というのが北部の言い分ですが、本部テントは約6年前から存在し、テントをもたない多くの野宿の仲間の一時的な寝場所などとして活用されてきました。たまたま定住する人がいない期間ができただけで、夜警拠点などとしてはずっと利用されてきました。北部もこのことはよくよく知っているはずです。

大阪市が抜本的な失業・貧困対策を行なわず、野宿を強いられる人々が多数存在する状況のなかで、本部テントを含めた市内各地のテント・小屋は路上死に抗する「最後の砦」としてぜったいに必要です。見かけ上テントを減らしただけでは、なんの解決にもなりません。

北部は「所有者を明らかにしろ」と要求してきていますが、本部テントは特定の人に私有されていない「だれのものでもない」場所です。建造・維持・補修を野宿の仲間が共同で担い、多くの仲間が宿にしてきた「みんなのもの」です。

本部テントにかぎらず、野宿の仲間の寝具や小屋やテントは、往々にして誰かの「私有物」というよりは、仲間同士あげたりもらったり、受け継いだり、一緒につくったり、建てたりしながら、みな生きるためにやっているというのが実際の姿です。生きんがための「(一時的)占拠」は、「占用」や「所有」の概念にはあてはまらないのだと思います。

今回の件や野宿の問題を「ほっとけない」「他人事じゃない」と思っていただけたなら、本部テントは「あなたのもの」でもあります。
どうかご支援・ご注目を。

<抗議先>
大阪市ゆとりとみどり振興局北部方面公園事務所
TEL:06-6312-8121 FAX:06-6312-3403
〒530-0025 北区扇町1-1-21 扇町公園内

---
釜ヶ崎パトロールの会
090-9700-0296/090-1130-8602/06-6374-2233(FAX)
e-mail: kamapat@infoseek.jp
URL: http://www.geocities.co.jp/WallStreet/9279/
posted by kamapat at 04:35 | 反排除

2005/10/22

10・19抗議申し入れ行動報告

20051019yutomido2.jpg

20051019yutomido3.jpg

20051019yutomido4.jpg

20051019yutomido5.jpg

10月19日に、大阪南港のWTCビル内にある「大阪市ゆとりとみどり振興局」への抗議申し入れを行いましたので報告します。
この行動は、西成公園・大阪城公園・うつぼ公園で暮らす野宿の仲間に対して、一斉に工事を名目にした追い出しがかけられたことについて、抗議するとともに(個別ではなく)団体での話し合いに応じることを求めて「失業と野宿を考える実行委員会」として行いました。大型バスで各公園をまわり、うつぼから12名の参加があったのを始め43名の仲間で取り組みました。

・・・・・

WTCの玄関口では、バスが到着するとすでに振興局職員が30名ほどで玄関口を封鎖していました。すったもんだの末封鎖を突破し、三々五々、28階のフロアにある振興局総務部管理課を目指しました。が、やはりここでも封鎖。事務所の玄関口でやり取りをしました。

応対したのは千坂(ちさか)施設管理担当課長と角谷(すみや)管理課長。やり取り(あれがやり取りと呼べるならばですが)は予定をオーバーして4時間に及びました。以下のような内容のことを、参加した仲間がそれぞれ思い思いの言葉で伝えました。
・全体工事ではなく部分工事を行い、公園居住者の生活への影響を最小限にとどめろ。
・戸別訪問ではなく団体での話し合いを行え。個別での話し合い(という名の脅迫)は拒否する。
・強制排除はするな。
・すでにある施策は「支援策」としてはまったく不十分であり、追い出しのための施策だ。そんな説明はいらん。野宿しながら生活の安定のため活用できるものも含めて、新たな施策を用意しろ。
「工事と支援策とどっちが先なんや」「世界バラ会議とおれらの命とどっちが大事なんや」「あんたらも組合に守られてるやろ。おれらも個別で来られたらこわいんや」「阪南造園としか話せんのか(つい先日、振興局係長が汚職でパクられた)」

千坂課長はこちらのどのような問いに対しても「粘り強く個別説得を続けます」
という答えをオウム返しするだけでした。角谷課長もこんな調子でだんまりを決め込むばかり。
うつぼの仲間「個別訪問でどんなことを説明してくれるつもりなんですか。」
角谷「支援策について説明させていただく。生活保護とか、自立支援センターとか。」
仲間「ぼくは若いし体も丈夫で生活保護は受けられない。自立支援センターは100%安心なんですか。」
角谷「退所者の就職率は50%ほどと報告を受けている。」
別の仲間「それはでたらめだ。うそだ。ケタオチの職場も含まれており、就職継続率ははるかに低い。そんなことはみんな知っている。個別訪問ではウソやデタラメを説明するのか。」
角谷「・・・」
仲間「三ヶ月経って就職できなかったらどうなるんですか。」
角谷「・・・」
仲間「ほかに何もないんですか。」
角谷「・・・野宿しながらでも仕事を探してくれたらいい。」
仲間「(公園からの退去期限の)11月30日がきてもテントに残ってたらどうなるんですか。」
角谷「・・・」

説明もできずにウソやデタラメを繰り返すだけの個別訪問の不当さは、どこから見ても明らかです。
また、彼ら自身も施策の不十分さを実感しているようにも思えました。

やり取りの最中に角谷課長からこんな暴言が飛び出しました。
角谷「仕事を探すようにがんばってないんだから、センターに入所してがんばっていただきたい。」
ぼくも一瞬絶句してしまいましたが、猛抗議。野宿というハンデを背負いながらの仕事探しの困難さ、困難であってもハローワークに通い続けている仲間の思い、日ごろの仲間のアルミ缶拾いの仕事などでのがんばり・・・。それらを施策の責任者がまったく理解していないのです。とてもとても許せません。

引き上げ際に、抗議文を読み上げました。が、ここでも、振興局は抗議文を受け取ることを拒否しました。他のさまざまな市民運動グループからの文書は受け取っているはずです。野宿者からの文書は受け取れないのでしょうか。不当な、差別対応です。結局文書は二人の課長のポッケにねじこみ、写しを玄関口から差し入れました。

・・・・・

振興局の対応は、こちらの申し入れに対する回答としてはゼロでした。ですが、仲間にとっては大きな成果があったと思います。各公園の仲間が、それぞれの言葉で自分の思いを直接当局に伝えたこと。振興局課長は、われわれの問いに何も答えず、個別訪問は不当だということがはっきりとわかったこと。各公園の仲間が共通の課題をいっしょにたたかおう、たたかえる、と確認できたこと。

西成公園の退去期限が10月31日に迫っています。大阪市がほんとに強制排除・行政代執行に踏み切るかどうかはわかりませんが、なにしろ予断は許しません。

10月20日には西成公園で労働者集会が開かれ、排除には団結して抵抗する決議文が確認されました。長居公園でも来月に予定している臨時ミーティングで、各地の仲間と共同してたたかう方針を話し合います。
引き続き、仲間への団結の呼びかけと抗議の集中をお願いします。
posted by kamapat at 00:16 | Comment(5) | TrackBack(0) | 反排除

2005/10/18

靭公園行動報告

10月11〜12日の靭公園での行動の報告です。

11日の寄り合い・押しかけ団交には、稲垣さんの裁判傍聴を終えた人たちも合流、またキリスト者の炊き出しに来ていた仲間も参加するなどして、50名近くが集まりました。

正午からの寄り合いで要求書を確認、アルファ米のご飯で腹ごしらえの後、西部方面公園事務所へ。

要求書では、まず「11月30日までの立ち退き、及び公園事務所による戸別訪問を受け入れることはできない」とした上で、
・全体工事によらず部分工事を行い、公園居住者の生活への影響を、最小限にとどめること。
・強制排除は、国際人権規約に違反する。決して排除を行わないこと。
・大阪市の自立支援策は、野宿脱却のための有効策とはなっていない。新たな支援策を、野宿しながら生活の安定のため活用できるものを含めて、用意すること。
・事態の解決のため、公園居住者の組織である自治会と話し合うこと。
の4項目を要求。

公園事務所側は、山中副所長はじめ職員数名が対応。
自治会との話し合いを抜きにしたことの問題を追求すると、「従来の自治会との話では、我々の真意が伝わらないので、今回の全面工事にあたり方針を変えた」と言い、まず具体的な工事の図面を見せろと言えば、「図面はあり、それは戸別訪問の時には見せるが、公園居住者以外に公表するつもりはない」、戸別訪問をせず今ここで話し合いに応じろと言えば、「この場に来ていない公園居住者には、自立支援センター入所希望者等もいるかも知れない」、などと言う始末。
これまで自治会がスジを通してきたものを、一方的に覆し、戸別訪問という形で仲間の分断を図ろうという、極めて卑劣な態度である。
「現に戸別訪問を拒否するという人がおり、工事計画も曖昧な中で、11月30日までに立ち退かなければ、強制排除するのか」という問いに対しては、質問をすり替え逃げ続ける。
そして、「明日から戸別訪問をする」の一点張り。
小雨の降る中、3時間にも及ぶやりとりをしましたが堂々巡りのため、事務所側が頑として受け取らなかった要求書を、ドアの隙間から投げ込んで引き上げました。

うつぼの仲間の用意してくれたそうめん、うどんを食べながらの集約には、大阪城の仲間も寄り合いを終えて合流、大阪城と西成公園でも同じ期限での追い出しがおきており、これら一連の問題について、19日に、ゆとりとみどり振興局への押しかけを行うことになりました。
またこの日の団交の中での、「テントに一度声をかけ、戸別訪問は嫌だと言う人には改めて方法を考える」という、副所長の発言を受け、ならば訪問以前に拒否の意志表示をしようということで、当該の仲間がそれぞれ「戸別訪問拒否」と書いて署名し、提出することにしました。

それで12日朝、14名分の署名を提出に行きました。
公園事務所側は山中と西村が対応。
許しがたいことに、西村が「昨日忘れ物がありましたよ」と指差す方を見ると、昨日投げ込んだ要求書の封筒に、「忘れ物」という付箋をつけてカウンターに置いていました。
署名は、要求書のコピーに「うつぼ公園自治会」を線で消し各人がサインしたもので、事務所側の言うところの、「公園に実際住んでいる人」個人の意志であることを強調したため、「受け取らざるを得ない」、といった感じでした。
「昨日の話は終わっていない。追加分の署名も、また持ってくる」、と言い残してきました。
posted by kamapat at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | 反排除

2005/10/08

うつぼ公園での追い出しをゆるさない!

 うつぼ公園(大阪市西区)は約30人の野宿の仲間がテント・小屋がけで暮らす公園です。この公園の仲間に対し大阪市が、公園改修工事を名目に11月30日までに立ち退くことを求めています。強制排除に直結する緊急事態です。
 うつぼ公園で暮らす仲間でつくるうつぼ公園自治会では、連休明け11日に寄り合いを持ち、みんなで話し合ったうえで公園事務所に話し合いを求めていこう、ということにしました。

うつぼ公園ではこれまで、自治会と公園事務所が話し合いながら工事についてもすすめてきました。それを一方的に反故にするやり方を、認めることはできません。立ち退きを求められても、行政の不十分な施策のなかでは「次の野宿先を探す」ことしかできず、野宿の問題の解決にはつながりません。もちろん強制排除なんてあってはならないことです。

 みなさんもぜひ応援に来てください。たくさんのひとの応援があること自体が行政に対して追い出し・強制排除をためらわせる圧力となります。10月11日(火)12時、うつぼ公園内バラ園近くのブロンズ像広場に集合です。最寄り駅は地下鉄四つ橋線本町駅、27番出口です。
 また、以下の公園事務所とゆとりとみどり振興局に抗議を集中してください。
 ゆとりとみどり振興局西部方面公園事務所 TEL06−6441−6748
大阪市ゆとりとみどり振興局総務部庶務課 TEL06−6615−0614 FAX
06−6615−0659

 また、時を同じくして西成公園でも事態が緊迫してきました。10月中の立ち退きを求められています。こちらについても情報や行動提起を引き続きお伝えします。

 連絡・問い合わせは
 長居公園仲間の会
 nagaipark_tentvilla@yahoo.co.jp

*****
 以下はもう少し詳しい経緯の報告です。

 うつぼ公園では2年前、うつぼ公園内のバラ園が、来年大阪市で開催される「世界バラ会議」の会場のひとつとなっていることから、整備工事の名目で立ち退きを求められていました。この時にうつぼ公園自治会が中心になって「失業と野宿を考える実行委員会」として公園事務所と数度の話し合いを持ち、「工事は仲間の生活に支障のないように行っていく」「仲間もできる範囲で工事に協力する」「戸別訪問はせず自治会と話し合う」ことを確認してきました。このかん、園路や植栽を一部分ずつ工事してきましたが、それもあくまで自治会と行政が話し合った上で行ってきました。
 ところが10月4日、自治会に一言もないまま、突然戸別訪問によりビラを配布し立ち退きを求めてきたのです。行政は明らかに一歩を踏み出しました。
 すぐさま自治会の仲間は公園事務所に出向いて抗議をしました。「これまで工事の話は自治会を通していたにもかかわらず突然個別にビラを撒くとはどういうことか。仲間全体との話し合いの場を持て」と要求。公園事務所側は「戸別訪問を行い、自立支援センター入所等の措置を取る」との一点張りです。

 翌10月5日、緊急に集まれる人で集まって相談を持ちました。
 その時にあった仲間の意見をいくつかあげます。
 配布されたビラによると「11月30日までに出て行け」ということだが、行政が強制排除をやる気でいるのかどうかが問題。どのくらい本気なのか。
 ビラに掲載してある図面によると、うつぼ公園全域を工事の対象にしている。これまで部分工事でやってきたものがなぜ全面工事ということになるのか疑問。部分工事でできないのか。
 公園事務所は「戸別に訪問したい」ということだが、その内容は生活保護と自立支援センターで、たかが知れている。それであかんから野宿している。施策の内容をよくするのが先だ。
 などです。

 大阪市職員が配布したビラの文面は以下の通り。
*****
 平成17年10月4日
 工事のお知らせ
各位
 西部方面公園事務所
 近く靭公園において工事を施工いたします。つきましては、この物件(テント・小屋のこと)は工事の支障となりますので、来る11月30日(水)までに撤去していただきますようお願いいたします。

工事名称 靭公園整備工事
工事期間 平成17年12月上旬から平成18年2月末までの予定
工事内容 自然観察園路整備、景石据付、植栽、剪定・剪除
工事区域 裏面のとおり(裏面に整備計画図)
連絡先 西部方面公園事務所  TEL 6441−6748
*****

 以下は、10月5日の相談を受けて6日に仲間に届けた、寄り合いを呼びかけるビラです。
*****
 うつぼ公園で暮らすみなさん!
 10月4日付文書で公園事務所が工事を名目とした立ち退きを求めてきました。期限は11月30日としています。同時に、うつぼ公園自治会に対して、団体交渉はせずに個別訪問をしたいと通告してきました。
 この件で、10月11日(火)12時に集まって、うつぼ公園に住むみんなで話し合いたいと思います。そして、公園事務所に対してもみんなで話し合いにいきましょう。ブロンズ像広場です。
 行政の文書では全面工事をするかのように書いてありましたが、これまで部分工事でやってきたのにナゼそれができないのか!?まだ工事していない場所で、仲間の小屋のない所だってあるというのに。これでは追い出しのための全面工事としか思えない。
 また、個別訪問したいというが、一体何を話すというのか。生活保護と自立支援センターならタカが知れています。プラスアルファはあるのか!?仕事をもってこい!!
 何よりも、強制排除をするつもりなのか!?
 こういったことをみんなで問いただしていきましょう。大阪市中の野宿の仲間が見つめています。いっしょにがんばりましょう。
*****

 うつぼ公園では、月に一度公園と公園周辺を清掃する『うつぼ公園おそうじ隊』がいい雰囲気で盛り上がってきていました。
今回の取り組みは、野宿の仲間の言い分や行政の非道に直接触れる機会ともなります。仲間とぜひ交流してください。
 みなさんのご支援、どうぞよろしくお願いします。
posted by kamapat at 23:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 反排除

2005/01/23

大阪城テント村通信1月18日号

大阪城テント村通信1月18日号

仲間たち!
野外音楽堂上の「工事」の件と、テントを建てようとしたKさんが10月に逮捕された件について、1月11日に東部方面公園事務所に対して押しかけを行った。大阪城の仲間、駆けつけてくれた長居公園、大阪キタ、うつぼ公園などの仲間たちとともに約30名で、以下4項目の申入れ書を提出すべく公園事務所に向かった。
続きを読む
posted by kamapat at 06:54 | Comment(1) | TrackBack(0) | 反排除

2005/01/09

こんな逮捕はぜったいおかしい(大阪城)

こんな逮捕はぜったいおかしい
〜“追い出し”高じて、テント立てる前に現行犯??〜

【10月27日の出来事】
 10月27日、電動車イスで、ある男性が公園敷地内にテントを立てようとしました(以下、Kさんとします)。Kさんはいま起訴されて拘置所に勾留されています(詳細後述)。next
posted by kamapat at 04:53 | Comment(0) | TrackBack(1) | 反排除
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。